アンジェラ

私の好きなリュック・ベッソンがかえってきました〜
サブウエィ、グランブルー、ニキーター、レオン、フィフス・エレメント、
ジャンヌ・ダルクと監督作品は大好きなのですが、製作プロデューサー作品はイマイチ。どうして6年も自分で監督しなかったのかしらね。さすがに彼には「レオン2」など安っぽい続編を作って欲しいとは思わなかったけどさ。
非現実的で最も美しく切り取られたパリ。「アンジェラ」はパリが主人公といっても過言ではないほど美しい。今回の主人公はアンジェラ、アンドレ、音楽、そしてパリの街並みだそうだ。全編モノクロームは「勝手にしやがれ」「はなればなれに」を彷彿させる。カラーだと「パリ」は主人公の一つにならないんだろうな。だってカラーだと汚れた部分もくっきり見えてしまうから、男女のファンタジックな映画はモノクロームが似合います。スッキリスタイリッシュな街並みはCG処理したのかな〜。それに白黒なのになぜか光沢があって全体がとても艶っぽく感じた。ベッソンは今回、曙光を追いかけた。朝4時に起きての光で誰もいないパリを撮っているのです。お昼間は撮影を中断し、夜のシーンは夕方に。なるべく照明をつかわず演出したそうだ。
アレクサンドル三世橋から見下ろすセーヌ河。そこでアンドレとアンジェラは出会い別れる。このシーンはまさにベッソン・マジック!
1区から4区、5,8区、そして12,15,18区とまだ観たことのないパリの街並みの中に自分自身もすっかりとけ込み、試写室にいることを忘れさせてくれた。美しいだけじゃなく、エロティックなパリ、凶暴なパリも映し出すことをベッソンは忘れてはいない。
音楽もよかった。今回はベッソン常連の作曲家エリック・セラではないのだ。ベッソンは浮気をしたのです。アンニャ・ガルバレクというジャズボーカリストの声はモノクロームなパリの街並みにとけ込み甘いく囁く・・・。
さて、ナタリー・ポートマンにミラ・ジョヴォビッチ・・
今度のベッソンのミューズは誰だ?
その名もリー・ラスムッセンだ。身長180センチ。手長足長小顔、GUCCIの専属スーパーモデル。映像クリエーターとしても有名。
アンドレは片腕のないコメディアンとしてフランスで超人気のジャメル・ドゥブーズ。不器用なまでに純粋な男にぴったり。
アンジェラを見上げ、必死に自分の情けなさを訴えるアンドレの姿が愛しい。
アンジェラは彼にとって天使のような存在なのにまったく気がつかない鈍感な男。アンジェラは空からやってきた天使だと、告白していても信じない。このシーンは誰も信じられなくなったアンドレの傷ついた心を映し出す重要な場面。そんなシーンをシリアスではなくコミカルに演出するという、ベッソンの手腕が最も発揮されるシーンでもある。

ジャメル・ドゥブーズは「アメリ」で意地悪な八百屋のオーナーにいつも詰られている男を演じている。小心者だけど野菜を心から愛している男。アメリの中で最も好きなキャラクター。アメリを見終わったあとなぜか気になる存在だった。よって、昨日は彼に会いたいという理由で「アメリ」を観た。
やっぱりアメリは面白いね。
ジャメル・ドゥブーズが今回主人公の一人という大役に起用されたこともウレシイ。

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