2022年のスタート以来、スクリーンに映し出される“食”の魅力とそれが繋ぐ絆にフォーカスしてきた「おいしい映画祭」。5周年の節目となる2026年、名称を『おいしい映画祭プラス』へとアップデートし、開催エリアを広げて新たな形で開催されます。
開催日は2026年7月4日(土)と5日(日)の2日間。従来のミッドランドスクエアシネマ2での上映に加え、今回は新たに東別院テラスホールへと会場を拡大。
「映画×食×音楽×体験」をテーマに掲げ、キッチンカーやマルシェ、地元所縁のアーティストらによるライブ、各種ワークショップを展開。まるで「夏フェス」のような特別な空間が名古屋の街に出現します。
ミッドランドスクエアシネマ2で「おいしい」を深堀り!
メイン会場となるのは、名古屋駅すぐのところにあるミッドランドスクエアシネマ2。『しあわせのパン』、『風のマジム』、『ザ・タクシー飯店』 など話題の“食”の作品がズラリ!
7月4日のプログラムには、伊藤沙莉さんが南大東島での純沖縄産ラム酒造りに奮闘する主人公を演じた『風のマジム』。北海道・洞爺湖のパンカフェを舞台にした『しあわせのパン』がラインナップされています。さらに、オーガニックの母と称されるアリス・ウォータースの軌跡を追ったドキュメンタリー『食べることは生きること 〜アリス・ウォータースのおいしい革命〜』も上映。
トークイベントには『しあわせのパン』を監督した三島有紀子さんや、『ミッドナイトスワン』など、数々の注目作を仕掛けるプロデューサーで監督としても活躍する森谷雄さん、『風のマジム』の芳賀薫監督ら各界のゲストが登壇。作品世界の余韻に浸りながら、劇中で描かれる「おいしい」の解像度をあげていくトークが楽しめそうです。
翌5日には、渋川清彦さんがタクシードライバーに扮し、乗客と人情ドラマを繰り広げる『ザ・タクシー飯店』、當真あみさんと齋藤潤さんらが限られた時間の中で全力の恋を紡ぐ『ストロベリームーン 余命半年の恋』が登場。
一見すると食のジャンルから外れるような作品の中にも、物語の鍵として息づく「おいしい」の多様性を模索する構成となっています。ゲストには渋川さんに加え、『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』などの片桐健滋監督、『時給三〇〇円の死神』の公開も控える『ストロベリームーン 余命半年の恋』の酒井麻衣監督ら多彩な顔ぶれが揃い、食にまつわるトークや、撮影の舞台裏を語り尽くします。
また、前回の同映画祭でグランプリ等を受賞した小澤亮介監督の最新短編『朝が来るなら逃げないつもり』の初お披露目も。名古屋市内で撮影したそうなので、見慣れた風景が登場するかもしれませんね。
映画館前には作品にちなんだキッチンカーが登場するほか、スクリーン前のエリアには新鮮なトマトを味わえる「トマト掬い」などの体験ブースも設置され、映画館の枠を超えた楽しみを味わえるでしょう。
初開催・東別院テラスホールは、笑顔あふれるファミリー向け空間
今回初の試みになるというのが、東別院テラスホールでの上映。改修工事が行われ、より洗練された空間になった東別院テラスホールでは映画とおいしい体験が交差する、子どもから大人まで楽しめる試みが盛りだくさん。
注目は、地元・愛知県犬山市で撮影されたフルヤカットシ監督作『見え見え』のプレミア上映。大黒柚姫さんや平野莉玖さん、勇翔さん、須田亜香里さんら地元ゆかりのキャストが多数出演する本作。上映後には、大黒柚姫さん&平野莉玖さん、地元ラジオパーソナリティーの酒井直斗さん、フルヤ監督が登壇し、撮影の裏話や食にまつわるエピソードなどが披露されます。
そして、ファミリー層には『映画おしりたんてい カレーなるじけん』の上映がおすすめ。上映後のクイズ大会や、映画にインスパイアされた「おしりぱん」の販売に加え 、射的やわなげを楽しめる「子ども縁日」など、夏祭り感覚で1日を満喫できる仕掛けが満載。楽しい1日が過ごせそうです。
おいしい映画祭プロデュース作品やコンペティション受賞作など
珠玉の短編映画の一挙上映も見逃せませない!
名古屋在住の現役中学生・今井環監督による『FOURTH WALL』をはじめ、黒田未來監督の『速報!あと10分で地球が滅亡します! 〜最後の一皿〜』、『フグとタコと僕らのミライ』で撮影監督を務めた上山太郎監督の『おばけ定食、いかがですか?』など、新進気鋭のクリエイターたちの感性に触れることができます 。さらに、長編映画『明日に向かって演れ!』が公開中の鷲頭祥伍監督が、2025年にコンペティション一般の部 企業賞‧JAあいち知多賞を受賞した短編『朝ジン』をアンコール上映。ここでしか観られない多彩な才能の競演は、映画ファン必見です。
アートや音楽との交差が生み出す、映画祭の新しい形
そして「おいしい映画祭プラス」の魅力はスクリーンから飛び出し、会場で地元アーティストらによる音楽ライブが行われたり、絶品グルメのキッチンカーやマルシェで楽しめたり、「子ども店長一日駄菓子屋」や「親子で味噌玉作り」などの体験型ワークショップも。心地よいサウンドがフェスの空気を盛り上げ、おいしいグルメで胃袋も大満足。何より、ここでしか味わえない、コラボグルメが、映画を観るから味わう体験へとアップデートしてくれそうです。

アール・ブリュットが手掛ける「おいしい映画祭」コラボポスター
特筆すべきは、2023年から継続しているアール・ブリュット(障がい者アート)への取り組み。公式ポスターの制作や映画館での展示を通じて、障がいのある方々の自由な感性に光を当て、表現を通じた社会との心地よい交流を目指しているとのこと。「見る」という小さなアクションが、彼らの明日を支える大きな力に変わるはずです 。
ただ映画を観るだけでなく、食べて、聞いて、参加して、体験する。そんな五感をフル稼働させる特別な2日間。今年の夏は、進化を遂げた「おいしい映画祭プラス」で、心と胃袋を満たす最高の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
文:にしおあおい(シネマピープルプレス編集部)
上映ラインナップ
『風のマジム』 【ゲストトーク】芳賀薫監督
『しあわせのパン』【ゲストトーク】三島有紀子監督、森谷雄プロデューサー
『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
『ザ・タクシー飯店』 【ゲストトーク】主演:渋川清彦、片桐健滋監督
『ストロベリームーン 余命半年の恋』【ゲストトーク】酒井麻衣監督
『朝が来るなら逃げないつもり』 舞台挨拶あり
『見え見え』主演:大黒柚姫、平野莉玖、酒井直斗、フルヤカットシ監督
『映画 おしりたんてい カレーなる じけん』 おしりぱんの販売、クイズ大会を実施予定!
『速報!あと10分で地球が滅亡します!~最後の一皿~』
『おばけ定食、いかがですか?』
『FOURTH WALL』
2025年コンペティション一般の部 企業賞‧JAあいち知多賞 『朝ジン』
作品クレジット
©2011『しあわせのパン』製作委員会
©2025 映画「風のマジム」©原田マハ/講談社
©2024 アリス映像プロジェクト/Ama No Kaze
©「ザ・タクシー飯店」製作委員会
©2025「ストロベリームーン」製作委員会
©2025 チーム見え見え
©Troll/POPLAR ©2019東映まんがまつり製作委員会
『おいしい映画祭プラス』開催概要
開催日:2026年7月4日(土)・7月5日(日)
会場1:ミッドランドスクエアシネマ2(愛知県名古屋市中村区名駅4丁目11-27 シンフォニー豊田ビル)
アクセス:JR各線、地下鉄東山線・桜通線、名鉄各線、近鉄線すぐ
会場2:東別院テラスホール(愛知県名古屋市中区橘2丁目8-45)
アクセス:地下鉄名城線「東別院」駅下車すぐ
チケット料金:料金や発売情報は、後日発表
公式HP:https://oiceiga.com/
公式X:@0141cinema
公式Instagram:@0141cinema






