14年ぶりの高畑勲監督の最新作 かぐや姫の物語
何と、8年もの歳月をかけて作られた本作。
妥協を許さない高畑勲監督をサポートしていたには若きプロデューサーの西村義明さん。
「この8年で白髪が増えちゃいました」と苦悩の時を振り返っていました。
劇中に流れる「わらべ唄」は監督が作詞作曲しています。
西村さん曰く、監督は世界中のわらべ唄をしっているわらべ唄博士だそう。
物語にピッタリのわらべ唄を監督自身が作られたら?と提案したところ2日間で出来上がり、初音ミクを使って加工もご自身でされたとか。「新しい技術を取り入れることに抵抗がなくすぐに使いこなす78歳!すごいですよ」と改めて監督の作品創りに対する情熱を語ってくださいました。
シーン毎に線のタッチが変わるのは新しい試みであり監督が長年やりたかったことだそう。
悲しみ、怒り、孤独感、それを線(アニメ)で表現しています。
また、別の取材では
かぐや姫の声を対する担当した朝倉あきさん、主題歌を歌う僧侶でシンガーソングライターの二階堂和美さん
にもインタビュー。
朝倉さんは、2年前の収録を振り返り、翁を演じた地井武男さんとの思い出を話してくださり
地井さんの元気な声がスクリーンで聞けるのがうれしいですとニコリ。
今回はプレスコ形式を採用しているので、絵コンテに声をあてて行くアフレコとちがって、
まだ絵がなく、台本を読みながら実際に演技をして、それを録画しアニメーターが絵を描いていく手法。
だからキャラクターが声を演じた俳優にソックリなのです。
この話を聞いて、納得!朝倉さんとかぐや姫が似ているのはそれだったんですね
なんだかかぐや姫にインタビューしたような不思議な気分でした。
11月23日祝日土曜日より公開
かぐや姫の物語。