記憶喪失の映画

記憶喪失を題材にした映画って、暗いストーリーが多いのですがドリューとアダム・サンドラーの最新作「50回目のファースト・キス」http://www.sonypictures.jp/movies/50firstdates/は楽しい映画だったなぁ。前日のことをすべて忘れてしまう「短期記憶喪失傷害」を抱えるルーシーに獣医のヘンリーが一目惚れ。ヘンリーは毎日、彼女との初対面からはじめて、愛を告白するのです。毎日彼女が朝食をとるカフェで声をかけるのですが、まったく無視される日もあれば、その日に恋に落ちる日もある。毎日がやり直しの恋なのだ。毎日、同じ人に愛を告白するのはとてもじゃないけどたいへん!
しかも、記憶が無くなってからの出来事を話、二人の出会いなどはなしをしたら、日ごとに話す容量がふえていくわけだよね・・・・。徐々に短縮バージョンになるのかな?いや、あまり深く考えるのはやめよっと。
ルーシーは一年前の父の誕生日10月13日に車の大事故をしてその時から記憶がとまってしまったの。父はそんな娘を不憫におもい、息子(弟)と一緒に、毎日事故のあった 10 月 13 日を繰り返すの。ルーシーは朝起きてカフェにいって、車で家に帰って父の仕事場の壁のペンキをぬり、バースディパーティーをやり、同じニュースとビデオを毎日みる。
彼女が寝たあと、次の日のために二人は涙ぐましい努力をします。
押入れには同じ日の新聞が山ほど用意、ルーシーがガレージの壁を塗ると、二人はまた前のように戻しておく。事故がおきる前の状況を作り、毎日演技をする。よってルーシーは毎日同じ行動(多少ちがうけど)になり自分が記憶を失ったことは知らない状態になるの。
父と弟の立場に立ったら毎日観る映画が「シックス・センス」というのが、特につらいだろうな・・オチをしったら、二度と同じ感動はないからね(苦笑)。
さて、ヘンリーは、彼女に事実を知らせるべきだと思い、一本のビデオを製作するの。それには生々しい事故現場、現況、自分との出会いが映像に収められているのです。毎日ルーシーは朝起きたらそのビデオをみて、驚き&落ち込みながらも自分の状況を把握し、ヘンリーに会うのです。
記憶は絶対もどるはずないけど、自ら日記をつけたりしてヘンリーとの思い出を忘れないように努力していくのです・・。
ありえない設定ばかりだけど、テンポよく展開していくのでまっ、細かいことはいいかと思えるようになっていく。
ヘンリーの友人のマリワナ常習者のハワイ人ウーラや勤務先の水族館のホモの同僚のあんまり笑えないキャラも徐々に好きになるよ〜。ペンギンクンやセイウチの演技はまるで人間みたい!凄く可愛かったわ。
劇中に、10秒間しか記憶できない男がでてきて結構笑わせてくれるんだけど、これって超ブラックですよね〜。
私は忘れ物を家に取りに帰った瞬間に何をしにきたのか忘れたことが多々ある。
これって、短期記憶障害の一種かな・・
二人の恋の行方は観てのお楽しみ♪

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