多部未華子さん「ヨロコビ」が勝る秘訣を学生たちに伝授『インサイド・ヘッド2』舞台挨拶で

8月1日に公開を迎える、ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』学生限定特別試写会が7月23日、名古屋のミッドランドスクエア シネマで行われ、日本版で大人の感情として登場するシンパイ役の多部未華子さんが舞台挨拶にサプライズ登壇。人生の岐路に立つ学生たちにエールを送りました。

本作は、映画『インサイド・ヘッド』の続編。高校入学の転機を迎える主人公・ライリーの頭のなかを舞台に、感情の嵐が巻き起こす物語が展開していきます。

子供の頃から見守ってきた感情「ヨロコビ」「カナシミ」「ムカムカ」「ビビリ」「イカリ」の前に現れたのは、新たな大人の感情である「シンパイ」「イイナー」「ダリィ」「ハズカシ」。多部さん演じる「シンパイ」は、人生の転機に立つライリーの感情をリードしていく役どころです。

この日、会場に集まったのは主人公ライリーと同世代の学生たち。鮮やかなオレンジ色の衣装に身を包んだシンパイ役の多部さんがサプライズで登場すると、驚きと喜びの感情が入り混じった拍手と歓声が「今日はありがとうございます!緊張しています…!」と挨拶をし、名古屋についての印象を聞かれると「名古屋城ですかね!地元の方ってあんまりいかないんですかね?行きますよね?」と来場した学生に質問、会場に集まった地元の学生たちも共感した様子。

多部さんが声を担当するシンパイは、ライリーの将来を心配し、ヨロコビたちを追放してしまうという難しい役どころ。そんなシンパイの声優に決まった時の心境を聞かれ「前作の『インサイド・ヘッド』を映画館で観ていてとても好きな作品ですし、印象に残っている作品なので新しい感情キャラクターで参加させていただけて嬉しかったです!」と喜びを語りました。

また、声を演じるにあたり意識したところについては「ちょっと癖のある個性的な性格のキャラクターなので、癖のある声をつけるよう意識をし、私が思うシンパイらしい声をアフレコしました!」と答え、MCが「落ち着いた多部さんとドタバタと慌てている印象のあるシンパイというキャラクターとのギャップについて」問いかけると「私もドタバタするタイプですけど、今日はみんなのお姉さんなのでドタバタしないです」とコメントし、会場は笑い声に包まれました。

続いて、学生限定試写会という事で、学生時代を振り返って、高校入学という人生の転機を控える主人公・ライリーに共感するポイントについて聞かれると「主人公のライリーは感情が複雑になっていくお年頃の女の子ですが、私もそういう時期ってあって、先輩を見てかっこいいなと憧れたり、ちょっと大人な発言してみたり…。15 歳くらいからこのお仕事をしていて大人に囲まれた生活をしていたので、ついカッコつけてみたりしたこともありました」とコメント。

そして、本作では“ライリーの物語”を通して、誰もが人生の中で一度は経験したことのある“感情の嵐”が描かれているということで、感情の嵐が巻き起こったエピソードについて聞かれると「毎日いろんな感情になりますね!昨日は大阪キャンペーンだったので交通状況の影響で、大阪つくのかな?とシンパイしていましたが、今日は無事に名古屋に来られて、いろんなお話ができてヨロコビに満ちた1日でした!基本的に最近はヨロコビに満ちています。カナシミとかシンパイとかいろんな感情が起こっても最終的にはヨロコビが勝る毎日です」と語り、そんな多部さんに対し「ミスしても?」と感情コントロールについて聞くと「開き直ることですね!そんなときもある、もう気にしないっ!」と笑顔でアドバイスをし、笑いを誘いました。

世界中で“大人が共感し、感動する”という声が広がっている本作について「みなさんはライリーと同じ感情とともに毎日ごしていると思うので、私が何も言わなくともライリーへの共感がたくさん生まれると思うんですけど、どの感情も全部必要で、シンパイも、ヨロコビも、ぜんぶの感情が自分らしさを作ってくれているんだなと思えて、自分を肯定できる作品だと思います!」と魅力を力強く語りました。

また、多部さんは「ライリーと同じくらいの世代の皆さんが本作をどんな風に受け取っていただけるのか、ドキドキ、シンパイしています。是非楽しんでいただけたらと思います」と自身が演じた感情キャラクターになぞらえて舞台挨拶を締めくくりました。

大ヒットした前作をはじめ、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』、『カールじいさんの空飛ぶ家』などピクサーの数多くの傑作を手掛け、監督としてアカデミー賞®長編アニメーション賞を最多受賞している、ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクターが新たに仕掛ける“大人が泣ける”名作。本作で描かれる主人公・ライリーのように、大人になるにつれて友達や周囲との関係に悩んだり、人と比べて不安になったり、自分はダメだと落ち込んだりして感情があふれ出して抑えられなくなるようなことは誰もが経験したことがあるはず。

どんな自分も感情もまるごと愛おしくなる映画『インサイド・ヘッド2』は、8月1日(木)より、ミッドランドスクエア シネマほか全国劇場公開されます。ぜひスクリーンで感情の大冒険に出かけよう!

取材 にしおあおい(シネマピープルプレス編集部

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作品紹介

頑張り屋の少女・ライリーは、高校入学という人生の転機を迎えるが、部活も友人関係もすべてがうまくいかず戸惑ってしまう。そんな彼女の頭の中に現れたのは、大人の感情・シンパイたち。彼らに子供の頃からの感情・ヨロコビたちを追放され、ライリーに<感情の嵐>が訪れる。大人になると、ヨロコビは失われていくの…? 自分らしさを失ったライリーを救うカギは、広大な世界の奥底に眠る“ある記憶”にあった──。

映画:『インサイド・ヘッド2』
監督:ケルシー・マン『モンスターズ・ユニバーシティ』、『2分の1の魔法』
脚本:メグ・レフォヴ
製作:マーク・ニールセン
日本版声優:大竹しのぶ(カナシミ)
多部未華子(シンパイ)
横溝菜帆(ライリー)
村上(マヂカルラブリー/ハズカシ)
小清水亜美(ヨロコビ)
小松由佳(ムカムカ)
落合弘治(ビビリ)
浦山迅(イカリ)
花澤香菜(イイナー)
坂本真綾(ダリィ)
X(旧Twitter): @disneystudioj_a
公式サイト: https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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