はじまりのみち〜濱田岳&原恵一監督

木下恵介生誕100周年記念作品「はじまりのみち」

日本を代表する木下恵介監督が戦時中に病気で倒れた母を疎開させるために便利屋を雇い、兄とともにリヤカーで山を越えたという実話を元に数日間の出来事が描かれます。
また、数本の映画を撮ったあと、映画作りをやめてしまい、松竹を離れるエピソードも描かれます。
木下恵介=正吉を演じるのは加瀬亮
母に田中裕子
兄はユースケサンタマリア
便利屋に濱田岳
今回は名もない便利屋を演じた濱田くんにインタビュー。
1年半ぶりにお会いしました。
相変わらずお話しが上手くて、インタビューもスムーズ!
いつも半ズボンで独自のお洒落をしているので
あれ?今日は半ズボンじゃないの?ときいたところ、
これは衣装で、私服はもちろん半ズボンです!
とのことw
木下作品は見たことはなかったけど、
便利屋が劇中で木下監督が映画を一時やめるきっかけとなった「陸軍」
という映画について、雇われている正吉が木下恵介とはしらずに
語るシーンがあります。大興奮して映画の感想を語るの。
濱田くんは「陸軍」を実際みて、
あの劇中の便利屋の感想は、ボクがみた感想そのものなんですと。
濱田岳.jpg
山越えの撮影の厳しかったこと
雨の中の撮影は、便利屋は雨合羽をもっていたのでみなさんよりラクさせてもらったんです。
と言っていたけど
後日監督に聞いたら、
足下用の雨具もあったけど、他の役者さんと公平にしたいからと雨具は付けずずぶ濡れのまま演じていたそうです。
濱田さん、やっぱり素敵なひとです。
正吉達と別れるとき、「河童のクゥ」歩きをしていませんでしたか?
と聞いたら、
ビックリして!
え〜嬉しいな。嬉しいな〜
わかってくれた人がいたなんてわぁ〜びっくり!疲れが一気に飛んだ!
そうなんです、あれは監督とやるやらないって話していて。
本番でやっていたんですよ。
ライターの愛ちゃんと話していてそういえば・・と思って
もう一度見なおしたんです。
やっぱりクゥだった!(笑)
こういうの見つけるの楽しい!
後日、監督インタビューの際に
もちろん監督にも聞きましたら、
監督は静かに「ニヤリ」と笑って
嬉しいです。あれは濱田くんとボクしかしらないことなので。
ほんとに一瞬のシーンですが、とても晴れやかな気分になること間違いなし。お見逃しなく!
監督は一週間後、名古屋ビジュアルアーツをお借りしての取材原恵一.jpg
監督はほんとうに木下監督を尊敬していらっしゃって、大ファンということがインタビューをしながら感じました。
木下監督のどんなところがお好きなのかという質問には、そんなのは作品を見ればわかる!と一喝されてしまいまして・・
怒ったわけではないけど
私の勉強不足だったなと反省。
母が木下ファンなんです。
わたしよりもずっと知っていて、興奮していつも木下作品を話してくれるんですよ。
といったら、
「それなんだよ!それが木下恵介作品なんだよ」と。
答えは母にあるのか・・つまり市井の人ということ。
これを機会にまた母に木下恵介について聞いてみよう。
さっそく作品を探してみようと思います。映画のラストには木下作品の代表作が編集され登場します。
青春時代を懐かしんで見るのもよいですが、
親子の愛情物語の中に、一度挫折して、もう一度映画を撮るきっかけがこの作品には描かれています。
いま、なにかをはじめよう、もう一度チャレンジしようというかたにも観て欲しいですね。
6月1日から公開です。

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