イブにぴったりのシネマ

後輩に誘われてプラセンタを注射したぞ。体が熱くなり元気モリモリになった〜。(即効性はないはずなのに、単純な私)プラセンタは細胞の働きをさまざまな面から活性化させてくれるらしい。トキメキ度を気にしたりと、最近の私はお疲れ気味なのかしらね〜。その後、「ビヨンド・ザ・シー」の試写に行ってきた。一人ぼっちのクリスマス・イブに素晴らしいプレゼントを貰った気分。非の打ち所のないエンタテイメント作品でした。73年に37歳で亡くなったグラミー賞アーティストであり、俳優のボビー・ダーリンの生涯をオスカー俳優ケヴィン・スペイシーが制作、監督、主演の3役を務め10年以上かけて映画化を実現。ボビー・ダーリンの「ビヨンド・ザ・シー」「スプラッシュ・スプラッシュ」「シンプル・ソング・オブ・フリーダム」などのヒット曲をケヴィンが歌って踊るの。これがまた、セクシーな声でうたうのよ〜。彼がこんなに歌が上手いとは知らなかった。「セブン」「ユージュアル・サスペクツ」とか「LAコンフィデンシャル」「アリビノ・アリゲーター」のクセのある役のイメージが強かったからね、ストレートに一人の男の生き様を真っ向から演じるスペイシーにほんとにびっくり。若い頃のボビーを演じるにはオッサンすぎないか?と思ったけどその違和感は瞬く間に消えた。でも、はげネタはおおいに笑わせて貰ったぞ。だってあまりにもリアルですから〜(笑)。50年代から60年代後半へと移り変わっていく音楽、カルチャーの描き方、ボビーが自分の伝記を映画にするという設定で、少年時代のボビーが所々に登場し、大人のボビーと絡む構成もGREAT!
ショービジネス界のトップを走り続けたボビーが、政治に没頭しはじめたころ、姉のショッキングな告白で世捨て人同然となってしまうのですが、反戦フォークでステージ復帰するがこれまた、大ブーイング。病魔と闘いながら何度も生死をさまよってようやく、自分の周りにいる人たちの存在に気づき耳を傾けるのです。「人は見た目で音楽を聴く」という妻のアドバイスがきっかけで、再び彼はショービス界で成功します。この時劇中で歌う「シンプル・ソング・オブ・フリーダム」で止めどなく涙が流れてしまった。エンドクレジットの最後言葉「ボビー・ダーリンは今もスィング続けている」でトドメ!!お見事ケヴェイン(/_・)/騙されたと思ってみて!プリーズ!

おいしい映画祭

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