アーラ映画祭でアララ

10月14日は「わが母の記」の上映で原田眞人監督とトークショー&ティーチ・インでした。

たいへん人気のあった作品のひとつで満席。
監督は、「わが母の記」公開時に舞台挨拶でお会いしていたので、私の顔をみるなり「久しぶりだね〜」とご挨拶してくださってうれしかったな。
舞台挨拶や新作キャンペーンの時は、取材になるので聞く時間も限られ、監督も言ってはいけないことも多々あるわけで・・
ですから今回は打ち合わせから面白い話で盛り上がり、
そのままのテンションでトークショー。
キャスティング秘話、取り壊される前の井上靖邸の話、小津安二郎へのオマージュ、、映画祭の裏側、作品への想い、樹木希林さんのエピソードなどなど
興味深い話を30分。
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そしてシネマカフェというタイトルのティーチ・インでも約45分だったかな。
今クランクインしたばかりの作品のこと、さらにまだ発表になっていない次々回作の話もたっぷり。
クランクインは実は、昨日だったそうで・・
今度のはバイオレンス&家族愛ということでちょっとアーラ映画祭にはにあわないかなと苦笑してましたが、早く見てみたいですね。
来年の夏頃の公開だそうです。また監督にあえるかな。

今回の作品を撮るに当たって小津作品を研究して実は随所にオマージュ的にその要素を盛り込んでいるそうです。元々、小津さんの作品はあまり見なかったけど、50才過ぎて見るようになり家族映画のお手本にしているそうです。わが母の記の井上靖さんは高校が同じだったのにかかわらず、やはり読まなかったそうですが、50才になって井上文学のよさがやっとわかったとか。

原田監督は、もともと評論家でもあるので自分にもとても厳しい。

拘り抜いて映画をつくっていらっしやいます。

今の若い監督はもっと勉強しなくちゃ!と渇もいれつつ・・

わたしも今度会うときまでに小津作品をたくさんみなくちゃ。

集合写真.jpg

そんな監督とスタッフとの打ち上げにて、なんとわたしったら酔ってもいないのに

こんなことしちゃいました。

これはわが母の記のクライマックスで役所広司さんが樹木希林さんをおんぶするシーンをイメージしてみましたw

だって監督が乗っていいよっていったも〜ん

広くて温かい背中でした。

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おいしい映画祭

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