Ola-！
映画ナビゲーターのヴィトルです。

東海ラジオ『OH! MY CHANNEL!』の番組内
で毎回テーマの書かれたクジを引き、その“テーマに沿った映画”を紹介しています。

リトル・ミス・サンシャイン

この日のテーマは「名台詞が聞ける映画」という事で第79回アカデミー賞で脚本賞を受賞した『リトル・ミス・サンシャイン』を紹介しました。

「物語」
主人公はぽっちゃりお腹がチャームポイントの9歳の女の子・オリーブ。
彼女の夢は、美少女コンテストで優勝すること。
ひょんなことから、美少女コンテストで地区予選の代表に選ばれたオリーヴは節約のため家族と黄色いミニバスで1,300キロ離れた会場を目指すが、同行するのは問題だらけの家族たち。
そんな家族たちと道中で起こるハプニングを描いた作品です。

今作に出てくる家族はみんな何かしらの問題を抱えています。
勝ち負けに拘りすぎる父親、そんな父親にうんざり気味のタバコが辞められない母親。
パイロットになるまで無言の誓いを立てたお兄ちゃんに老人ホームを追い出された破天荒なおじいちゃん。
恋人に振られ自殺未遂をしたおじさん！
そしてミスコンで優勝する事に憧れているぽっちゃりお腹の少女。
ただでさえバラバラで崩壊寸前の家族なのに旅の道中、更なるハプニングに見舞われる。
しかしハプニングが起きた時こそ家族が一つになるチャンス。
いろんな失敗を乗り越えて家族の絆が再生されていくロードムービーとなっています。

アカデミー賞の作品賞を受賞

アメリカで公開された当時、低予算で作られた為、上映回数が少なったそうです。
しかし内容が素晴らしいとどんどん口コミで広がり、最終的にはアカデミー賞の作品賞を受賞しました。
今作は印象に残るシーンがたくさんありますがその中でも特に好きなシーンが、父親があまりにも勝ち負けに拘りすぎるが故に主人公のオリーブがコンテストに出演しても勝てないかも知れないと自信をなくすシーンがあります。
そんな彼女におじいちゃんが放つ言葉が、お前は負け犬なんかじゃない！
負け犬とは『挑戦もせずに逃げる奴の事を言うんだ』と言います。
挑戦している時点でお前はすごい！自信を持てと！
世の中は勝ち負けの二択だけでは無い！！
自分たちが幸せがどうかが大切だと教えてくれます。
しかも全編を通してコメディタッチに描かれているのにウルッともさせられるんです。

挑戦することの大切さを教えてくれる映画『リトル・ミス・サンシャイン』は現在、ディズニープラスで見放題配信中です。
気になった方はチェックしてみてください。

それでは。
またねぇ！
チャオチャオ〜

2006年製作／100分／PG12／アメリカ
原題：Little Miss Sunshine
配給：20世紀フォックス映画
劇場公開日：2006年12月23日

Photographs (C) 2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ヴィトル