ゆーと。のピースオブシネマVol.35『マイ・エレメント』公開中

温かく、優しさに溢れた温かいPIXAR最新作、完璧な傑作。
ゆーと
こんにちは! 優斗です。
今回は僕の大好きなPIXAR最新作、『マイ・エレメント』の感想です。

マイ・エレメント

小さな頃から、PIXAR作品(特にトイストーリー)が大好きで、ずっと観続けてきたPIXAR!
トイストーリーに関しては、セリフを今でも言えるくらい覚えているくらいの人間なので、今回『マイ・エレメント』の試写にご招待していただき、本当に光栄でした。

火、水、木、など色んな元素が集まり、暮らす街”エレメントシティ”で、触れ合ってはいけない「火」のエンバーと「水」のウェイドが恋に落ちていくストーリーなのですが、前述した通り、PIXAR作品に絶大な信頼をしているので今作も当然良い作品なのだろうと思っていたら、想像をはるかに超える感動作で、涙を流しました。
まず冒頭から最後までスピード感が割りと早めで、ポンポン展開が進むけど全然窮屈じゃなくて、むしろこっちもノリノリになるくらいのスピードできっちり90分で終わっていく作り方も凄いです。

そして、PIXARの進化し続けるCG映像のクオリティが映し出す主人公二人の距離感が本当に美しくて、尊くて、可愛くて、ずっとそばから応援していたくなりました。この映像美は確実に映画館でみるべきです。

設定としては、相反する二人が惚れ合う定番設定なのに、”火”と”水”で擬人化されていて小さい子でも観やすくなっていてわかりやすいです。そして、文字通り綺麗に化学反応が二人の間に起きて行くのですが、PIXARのウィットに飛んだ巧みな見せ方が本当に素晴らしかったです。

今作は、それぞれのエレメントの特性だったり得意不得意が起こす奇跡の物語ですが、人間界でももちろん同じで、周りとその人が少し違う何かをすぐに「異端」としてみなし終わらせることなく、良き方向に活かし合い、補い合ってゆっくり前へ進んでいくことが大切だと、わかっていたけど改めて心しました。

笑いあり涙ありとはまさにこの作品のことだと心底思いました。
夏休みに、友達、家族、大切な人とぜひ観に行ってください!

ではまた次回!

ゆーと。

高校三年生

映画観賞:年間200本

将来は映像監督めざしています!初の短編映画製作しました。Twitter @yutomiyake

作品紹介

火・水・土・風の“エレメント(元素)”たちが暮らすエレメント・シティにはルールがある。それは、“違うエレメントと関わらない”こと…。
だがある日、父の店を継ぐために頑張る火の女の子〈エンバー〉は偶然、自由な心を持つ水の青年〈ウェイド〉と出会う。ずっと火の街にいたエンバーは、彼と初めて世界の広さに触れ、自分の新たな可能性を考え始める。「私の本当にやりたいことって…?」
決してふれあえない火と水のふたりの心がふれあうとき、シティに色鮮やかな奇跡が起きる――。

監督:ピーター・ソーン(『アーロと少年』) 
プロデューサー:デニス・リーム(『カーズ2』、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』) 
キャスト:リア・ルイス、ママドゥ・アティエ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン 
公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/my-element
©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

おいしい映画祭

アーカイブ