ALWAYS三丁目の夕日'64山崎貴監督

先日名古屋キャンペーンがありまして、山崎監督にインタビューしてきました。
監督とはスペースバトルシップヤマトの木村拓哉さんと舞台挨拶以来ですから
一年ぶり!
監督のみのインタビューはたっぷり好きなことがきけるので嬉しいのだ。
64年は日本における栞の年。
東京オリンピック開幕の年だったり新幹線開通の年。
そして監督の生まれた年。
堤さんも温水さんも同い年。思わず「温水さんも?!」って大声出して笑ったら監督に
そこ、わらうとこじゃないと逆ツッコミ。
単純に自分の生まれた年というのに興味があったからというのですが、それを映画にしちゃうなんてさすが大物!
山崎貴.jpg
なぜ3Dにしたかときいたところ、プロデューサーが「アバターをみたんじゃなないかな」と(笑)
監督はVFXの工房白組。つまりVFXを知り尽くしているので3Dの処理やら撮影の大変さは充分わかっていたので最初は躊躇したそうです。
ところが、このシリーズはタイムマシン的な要素があり、つまりお客様が昭和の世界に入っていくテーマパーク的な側面があるので、昭和の街並みを3Dで再現した方がより没頭して見れるのではないかと考えたそうです。監督曰く、3Dは小津安二郎監督作品のようにゆっくりした動きや、淡々とした映画のほうが3Dいむいているというではありませんか!飛び出すより最近は奥行きを重視して撮っていることもあり
それが監督の言うスタティックな作品のほうが合うと言うことなのかもしれませんね。
鈴木オートの社長の堤さんは、毎度1度は激怒するってのがパターンであり、シリーズファンにはお楽しみなところなのですが、今回の激怒シーンは面白いですよ。3D的な怒り方をしているのでお楽しみに。
ちなみに食事のシーンなのですが、リハで面白いから取り入れようとなって、
本番に挑んだら、なんとテイク7!
堤さんたら、演技となったら緊張してしまったみたい。食事のシーンで口からご飯が飛び出ますのでお見逃しなく!
メインキャストが変わることなく、みんな成長していくのはシリーズファンにはとっても嬉しいね。もちろん初めて観た人でも充分感動できると思いますが。
泣き所が後半に何度もあったり、ベタだなぁとおもいつつ、そこが昭和らしくていいんですよ。
ほんとに泣けちゃったんだよ。
だって堀北真希ちゃん演じる六チャンが鈴木オートに集団就職できたときのこと覚えてるもの。
子供たちが声変わりしたことやら、たばこ屋の装飾が変わっていたり、いろいろ変化しているのを探すのもマニアックな見方ですよね。
なんといっても今回、堀北真希の後輩役に染谷将太を起用したのが嬉しかった。
思わず、監督に染谷君の起用について聞きまくり。
若きベテラン染谷君のことは「デビルマン」から目を付けていて、その時ちょっと大きかったから、いつか起用したいとおもい、7年もかかってしまったと。
す、すごいじゃん!染谷くん!
今回主題歌をうたうバンプ・オブ・チキンのPV短編映画は監督山崎貴、そして主演は染谷君なのです〜
思わずアマゾンで予約してしまったよ。
ヒミズとは対照的な役ですが、3丁目の染谷君はたぶんこんな役はじめてじゃないかな
昨日、メールで意思の疎通が十分出来ますから電話は無用と先日とあるクライアントに言われ、愕然としてしまった私。
メールだけで気持ちが通じますか?
電話だって妖しい。
人と人の繋がりは仕事の成功の半分を占めていると思います。
もちろん仕事じゃなく友だち関係も。
3丁目の夕日はそんな現代人へ、忘れかけていたことを思い出させてくれます。
ちなみに、名古屋陶磁器会館で出版社の場面を撮影しています。
1月21日公開

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