リーアム・ニーソン叔父貴の主演最新作。
しかも監督は『007 カジノ・ロワイヤル』のマーティン・キャンベル、共演はガイ・ピアース、モニカ・ベルッチ!となれば観ずにはおれず。
リーアム・ニーソン叔父貴が演じるのは、裏社会で名を馳せてきた完璧な殺し屋アレックス。
仕事と言えども絶対に子供は殺さない強い信念を持つ彼が、ある仕事のターゲットが少女と知り激怒。
自らの信念と正義のため、少女を狙った巨大な人身売買組織に挑む!
と、書くといかにも叔父貴らしいキャラクター&ストーリーに思えるけど、今回はひと味違う。
アレックスはアルツハイマーを患っていて、ただ無敵な人ではなく、リアルな人間らしい弱さも持っている。
さらに殺し屋アレックスの孤独な復讐劇かと思いきや、メキシコとアメリカの警察、FBIにも正義と悪の対立があり。
職業を超えて志を同じくするチーム正義が、
悪の人身売買組織と戦うストーリーになっているのが面白く、またラストが粋!
タイトルのメモリーが、アレックスの思い出や記憶、事件の証拠が記録されたUSBメモリと幾つにもかかっているのもまた粋。
70歳を超えてもハードなアクションで魅せる
リーアム・ニーソンは相変わらずカッコよく、ガイ・ピアースもさすがの演技。
そしてモニカ・ベルッチも…もちろんお綺麗なんですけど、なんだろう。若干のお直し感を感じてしまい、ちょっと複雑な気持ちに😓
さて、今回の写真のアイテムは、アレックスの怒りのきっかけとなった少女ベアトリスにまつわる色鉛筆を。
彼女は絵を描くのが好きで、ガイ・ピアース演じるFBI捜査官にもらった色鉛筆でステキな絵を描いていて、それをプレゼントするシーンも印象的だった。
『MEMORY メモリー』公開中
2022年製作/114分/R15+/アメリカ
原題:Memory
配給:ショウゲート
映画ライター 尾鍋栄里子(おなべえりこ)
映画館バイト→雑誌映画担当→映画ライターと、人生の半分を映画業界の片隅で生きる名古屋人。 朝日新聞、中日新聞、フリーペーパーなどで映画紹介記事を執筆中。 映画フリーペーパー C2【シーツー】web版ブログ〝オー!ナイス!”不定期掲