明日、シネマクルーズ+の収録です。
3週分の収録なわけで、新作は3週分で6本、あとは取材のVTRふり。
そしてマイカルのスタッフによる映画紹介ありと15分番組といえど、まるっと半日かかるのです。
6月4日分の新作紹介「クロエ」と「軽蔑」
二本とももちろん観ているし、軽蔑は高良君のインタビュー済み。
クロエは中京テレビで紹介した。
あらためてクロエをみたのです。×2回目。好きだなぁわたしこの手のサスペンス。
ジュリアン・ムーアと今注目のアマンダ・セイフライド、リーアム・ニーソン共演。
『秘密のかけら』など独自の愛の世界を探求する鬼才、アトム・エゴヤン監督による官能サスペンス。何不自由ない生活を送りながら、夫の浮気疑惑によって自らを破滅へと追い込んでいく女性の悲しい性を描いています。
夫の浮気を疑った主婦が、娼婦を雇って夫を誘惑させ、情事の一部始終を報告させようとします。ジュリアンが倦怠期の熟年主婦を、アマンダが魅惑的な娼婦役。
男女愛の本質と女の性を深く掘り下げながら、思いがけないラストへと突入するストーリー展開はおもわず身を乗り出してしまった。
女性はいつもなにかを求めてて、幸せなのに突然孤独感が襲ってくるもの。強い女性って思われてる人も、実はそんなに強くなくて、つねに守ってほしいもの。夫婦になっても女性はやっぱり女としてずっと見ていてほしいと思っているのだと。
劇中で、ジュリアンが夫と共に友人夫婦と食事をするシーンがあるんだけど、ダブルデートでめいっぱいおしゃれをしていくジュリアン。しかし、髪型を変えてもまったく気がつかない夫、気がつくのは男の友人。そして綺麗にセットしてアップスタイルにしていた髪を、トイレで髪をおろすのです。そしてもう一度席に戻るけど夫は気がつかない・・・なんて細かいシーンに共感してしまった。
この映画、女性のみなさんに観て欲しいな。男性がみたら、きっとドギマギするはず。ん?あ〜それは心当たりある人はね。
でもね。
夫や恋人もちゃんと愛してくれる。自分が気がつかないだけ、早とちりはダメよ、相手を信じて
というメッセージもあったりする物語なのだ。深いね。
疑惑が疑惑を呼ぶ、極上のサスペンス。
登場人物それぞれがが抱える謎をめぐって鋭い”かけひき”が面白いです。
6月4日 伏見ミリオン座にて公開。
もう一つ気がついたこと。
アマンダは、佐々木希に似ているとおもったw