ゆーと。のピースオブシネマVol.24「エンドロールのつづき」」

実話から生まれた感動作!「エンドロールのつづき」

映画が好きな僕達のための作品。
監督の少年時代ノスタルジックな雰囲気に身を委ねてみては?

ゆーと
こんにちは!ゆーと。です!

2023年初の映画紹介は「エンドロールのつづき」というインド映画です!

今回は、先日ミッドランドスクエアシネマで開催された「月イチトークライブ松岡ひとみのシネマコネクションVol.33エンドロールのつづき」

インド映画研究家の高倉先生のトークショーにカメラ班として参加しました。

チャイ売りの少年サマイ君(9歳)は、とある出来事から映画にどハマりしていき、映写技師のオジサン、ファザルとの運命的な出会いをしていき、、、、

今作、本当に良かった〜〜。
やっぱり、僕は映画が好きだ!

僕(観た人)が映画を好きになった理由を思い出させてくれるストーリーで、映画愛に溢れた作品でした。

トークショーの中でも、この作品はポジディブなのか、ネガティブなのかということが議題に上がりました。

 

ゆーと
僕の見解を少し述べます。

今作の原題「Last Film Show」

《最後の上映》と訳して聞くと、“ラスト”と言う単語なので(最後)ネガティブというか、フィルム映画からデジタルに移行していく今作が描かれている時代が名残惜しい気持ちから、希望のあるラストではない様な気が一見しますが、、、
僕個人は、ポジティブな作品に感じました。
翻訳家の方がどこまで考えたかは分かりませんが、「last」という英単語は動詞にすると、
《続く》という意味にもなります。たしかに、最後の上映に関する作品でしたが、今作は監督の伝記ということで、これからも映画界を駆け抜けていく「映画(film show)はまだまだ続く」という様な監督自身の気合をも感じました。
でも、今作は皆さん一人一人の解釈や感想が正解です。


物静かな作品ではあるものの、インドの階級社会だったりを、子供目線の残酷さで描き、
子供時代の思いを馳せることができます。
主人公サマイを見ていると、好奇心に向かってまっすぐ進むことは、いつになっても忘れない様にしようと思えます。僕もマサイの様に、もっと自分の「映画愛」をストイックに、自分自身の活動に変えていこうと思います。

そして所々で挟まれる、お弁当作りの描写なのですが、毎日息子の学校の登校時間ギリギリまで作り込んでくれるインド料理のお弁当が、何という料理名かすら分かりませんが、とっても美味しそうで、母から子への愛情がじんわりと伝わる素敵な箇所でした。
おいしい映画でした。

 

映画や家族への沢山の「愛」で溢れた今作、
おすすめです。ぜひ、映画館で!

では、また次回!

{作品概要}

エンドロールのつづき 公開中
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥‥・・
■原題・英題
Last Film Show

■クレジット
監督・脚本:パン・ナリン
出演:バヴィン・ラバリ

2021年/インド・フランス/グジャラート語/112分/スコープ/カラー/5.1ch/英題:Last Film Show/日本語字幕:福永詩乃/応援:インド大使館
配給:松竹

■コピーライト
ALL RIGHTS RESERVED (C)2022. CHHELLO SHOW LLP

■公開日
2023年1月20日

■公開情報
1月20日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開

■公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/endroll/

<STORY>

9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、信仰するカーリー女神の映画は特別と、家族で街に映画を観に行くことに。人で溢れ返った映画館、席に着くと、目に飛び込んだのは後方からスクリーンへと伸びる一筋の光…そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。映画にすっかり魅了されたサマイは、再び映画館に忍び込むが、チケット代が払えずつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルがある提案をする。料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめるが—。

 

ゆーと。

映画観賞:年間200本
将来は映像監督めざしています!

初の短編映画製作しました。

Twitter @yutomiyake

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