くだらないけど笑っちゃう!お下劣アクション・コメディ
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』
日本の人気漫画「シティハンター」を実写化!
ファンを驚かせた『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』のチームが、ハリウッドのアメコミヒーロー作品へのリスペクトを込めて作ったこの映画。
新作映画「バッドマン」の主役に抜擢された売れない役者が、事故で記憶喪失になり、自分をヒーローだと勘違い!?
映画の設定を真実だと思い込み珍騒動を巻き起こす。
スパイダーマンの逆さキスをはじめ、様々なパロディが散りばめられていて、アメコミヒーロー好きは爆笑必至!
とはいえ、監督・主演は『シティーハンター』のフィリップ・ラショー。
アメコミヒーローを知らない人でも思わず吹き出す、コンプライアンス無視の下ネタ&ブラックユーモアが満載。
まさか『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』のジャン=ユーグ・アングラードまで下ネタを!?と心配したけど、マトモな役で一安心。
それにしてもこの映画がフランスで大ヒットしたなんて。
フランス人って洗練されたイメージだけど、意外とお下劣なネタもイケるのねw
さて今回の写真は、映画「バッドマン」のプロデューサーが、監督に映画に出して!としつこく迫るケルヒャーの掃除機のイメージで。
このプロデューサーをはじめ、クセ強すぎのキャラクターたちも最高に面白かった!
【STORY】警察署長の父親の反対を押し切り、役者として夢を追い続けているセドリック。実は心が折れかけていたその時、新作映画「バッドマン」の主役に抜擢される。そう、「バットマン」ではなく「バッドマン」だ。“バッドモービル”に乗り、宿敵“ピエロ”と戦うヒーロー映画。このチャンスを逃してはならないと、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学び撮影に挑む。戸惑いながらも撮影初日が順調に終わろうとする中、妹から父親が倒れたという知らせが入る。焦ったセドリックは、バッドスーツのままバッドモービルに乗り病院へと急ぐが、その途中で事故に遭い気絶してしまう。そして目を覚ますと、自分の名前や過去の記憶を失っていた―。 |
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』は、7月15日より全国公開。 出演:フィリップ・ラショー、ジュリアン・アルッティ、タレク・ブダリ、エロディ・フォンタン、アリス・デュフォア ジャン=ユーグ・アングラード『ベティブルー 愛と激情の日々』、アムール・ワケド『ワンダーウーマン1984』 監督:フィリップ・ラショー/脚本:フィリップ・ラショー、ピエール・ラショー、ジュリアン・アルッティ、ピエール・デュダン/撮影:ヴァンサン・リシャール/音楽:マキシム・デプレ、ミカエル・トルディマン/製作:フィリップ・ラショー、ジュリアン・デリス、デヴィッド・ゴーキェ 2021年/フランス・ベルギー映画/フランス語/83分/シネスコ/5.1ch/字幕:井村千瑞/映倫G 原題:Superwho?/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム/badman-hero.com
[フォトdeシネマ]
映画ライター 尾鍋栄里子(おなべえりこ) 映画館バイト→雑誌映画担当→映画ライターと、人生の半分を映画業界の片隅で生きる名古屋人。 朝日新聞、中日新聞、フリーペーパーなどで映画紹介記事を執筆中。 映画フリーペーパー C2【シーツー】web版ブログ〝オー!ナイス!”不定期掲