12月28日より、ナゴヤキネマ・ノイにて、<グレタ・ガーウィグ特集>が開催されます。
グレタ・ガーウィグといえば、『レディ・バード』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』など、繊細で人間味あふれる作品で知られる映画監督・脚本家。近年では『バービー』の監督を務め、世界中で大ヒットを記録。
そんな彼女が、ハリウッドに進出する前にインディペンデント映画界で活躍していたことをご存知でしょうか?
今回の特集では、日本未公開作も含め、彼女の原点とも言える「マンブルコア」時代の作品を上映します。
「マンブルコア」とは、2000年代アメリカのインディペンデント映画界で生まれたムーブメント。低予算で、即興的な演技や日常的な会話中心の作風が特徴です。
上映作品は、グレタ・ガーウィグが主演・脚本を務め、マンブルコアを代表する青春ガーリー・ムービー『ハンナだけど、生きていく!』(2007)、男女4人が山小屋で奇妙な体験をする『BAGHEAD/バッグヘッド』(2008)、グレタ・ガーウィグの初長編監督作で、遠距離恋愛をするカップルの心のすれ違いを描いた『ナイツ&ウィークエンズ』(2008)の3本。開催期間は12月28日(土)〜1月10日(金)。
年末年始は、ナゴヤキネマ・ノイでグレタ・ガーウィグの初期衝動に触れて、彼女の映画世界をより深く味わってみては?
上映時間などの詳細は、ナゴヤキネマ・ノイ のページでご確認ください。
グレタ・ガーウィグ特集 開催概要
<グレタ・ガーウィグ特集>
開催期間:12月28日(土)〜1月10日(金)
会場:ナゴヤキネマ・ノイ
当日券(1作品)
一般 1800円 大学生 1400円 中高生以下 1000円 シニア(60歳以上) 1300円 障がい者1100円 会員 1400円 学生・シニア会員 1100円
提供:JAIHO
配給:Stranger
協力:Gucchi’s Free School
ナゴヤキネマ・ノイ紹介ページ: https://nk-neu.com/show/show-1023
グレタ・ガーウィグ特集 上映作品
『ハンナだけど、生きていく!』
大学を卒業して仕事を始めたばかりのハンナは、一緒に暮らす恋人マイクから「仕事を辞めた」と告げられる。マイクとの関係や将来について不安を抱えるハンナは、友人のロッコたちと相談した末、マイクと別れて職場の同僚ポールと付き合い始める。だが、彼女の心が満たされることはなく、やがて、同じ職場のもう1人の同僚で、心に問題を抱えるマットにひかれていく…。
監督:ジョー・スワンバーグ
出演:グレタ・ガーウィグ、ケント・オズボーン、マーク・デュプラス、アンドリュー・バジャルスキー、ライ・ルッソ=ヤング
2007年 アメリカ 83分
『BAGHEAD/バッグヘッド』
【あらすじ】売れない俳優のマットは、映画祭で鑑賞した友人ジェットが監督した映画に刺激を受け、元恋人のキャサリン、俳優仲間のチャド、そしてチャドが片思いしているミシェルの4人で映画を撮ろうと呼びかける。週末にチャドのおじの山小屋に泊まり、プロットを考える4人だったが、なかなか思うように進まない。その夜、酔いつぶれて森の中で嘔吐したミシェルが、頭に紙袋を被った怪しい男を目撃する。翌朝、あれは夢だったと思い込むミシェルだったが、それ以来、4人に奇妙な現象が次々と起こり始める…。
監督:ジェイ・デュプラス、マーク・デュプラス
出演:グレタ・ガーウィグ、スティーヴ・ジシス、ロス・パートリッジ
2008年 アメリカ 79分
『ナイツ&ウィークエンズ』
監督:グレタ・ガーウィグ、ジョー・スワンバーグ
出演:グレタ・ガーウィグ、ジョー・スワンバーグ、ジェイ・デュプラス、ケント・オズボーン、リン・シェルトン、アリソン・バグノール
2008年 アメリカ 79分
【あらすじ】ニューヨークとシカゴで遠距離恋愛中のマティとジェームズは、数か月ごとにお互いの家へ会いに行くが、2人の心は徐々にすれ違っていく。1年後、別れた2人はそれぞれの道を歩んでいた。ゲームのデザイナーとして働くジェームズは仕事でニューヨークを訪れ、マティと再会するのだが…。
文 にしおあおい(シネマピープルプレス編集部)