Ola-!どうも!
映画ナビゲーターのヴィトルです。
毎週水曜日は東海ラジオ
『OH! MY CHANNEL!』の番組内で最新の映画を紹介しています。
今回は長く愛され続けているベストセラー小説の映画化『とんび』を紹介しました。
過去2回テレビドラマ化され待望の映画化となった今作。
『物語』
舞台は昭和37年。親の愛を知らずに育ったヤス(阿部寛)は不器用ながらも妻の妊娠を喜び無事、息子のアキラ(北村匠海)を授かる。
周囲からは『とんびが鷹を産んだ』と祝ってもらいようやく手に入れた幸せでしたが、ある日事故によって妻を亡くしてしまう。
こうして親子二人きりの生活が始まる。
仲間に支えながらも必死に息子を育てる日本一不器用な父親とたくさんの温かい手によって大人になっていく息子との絆を描いた作品となっています。
昭和のレトロ感溢れる町並みが舞台なのですが、昭和の香りが濃くてそこがまた良かった。
そんな昭和の町並みに口よりも先に手が出てしまう破天荒で不器用過ぎる父親がシングルファーザーとして子育てをする。
僕も母子家庭で育ったので男手ひとつで育てている姿に感動しました。
頑固親父が子育てで上手く行かないこともあり、涙するんです。
そしたらその涙を見て僕も泣くんです。笑
僕は昭和の時代を知らないですけど、親が仕事で遅い時は近所の人に良くしてもらっていたので人の温かさと出てくるセリフが体に染み渡りました。
そしてこの映画は『あの頃は良かったね!』という映画では無く大切なことや人情を孫の代まで繋げていく物語になっているので、他人との繋がりがし辛い時代だからこそ人の温もりがより感じられる作品となっています。
この春、人生のターニングポイントを迎える人は特に響く作品なんじゃないでしょうか?
それでは。
また来週も見てくださいね。
チャオチャオ〜
2022年製作/139分/G/日本
配給:KADOKAWA
ヴィトル
広告、雑誌、コマーシャルモデルとして東海地区を中心に活動をはじめ、2009年から中京テレビ『ラッキー!!』でテレビデビューし、タ レント、リポーター、また、映画好きが高じて日本の俳優、ジョニーデップ、クリスプラットなどハリウッドス ターなど映画インタビュアーとして活動の場を広げる。イベントは、バブルラン 、ウォーリーラン、ミニオンズランなどランフェ スのMCをきっかけにDJとしてもデビュー。昨年は「あいちトリエンナーレ」にも参加。