板尾創路の脱獄王

インパクトのあるタイトルでしょ。
脱獄を繰り返す男の映画・・・ネタバレするから多くは語れませんが、
意表を突く展開でおもわず最後は拍手しちゃった。

脱獄エンタテイメントを撮ったのは、板尾さん。
わたしにとっては、ほんこんさんとの130Rの芸人さんというより、
俳優板尾創路のほうが、印象深い。
是枝監督の「空気人形」の板尾さんもよかったよね。
人と関わりをもつのが苦手というキーワードの男を演じさせたら日本一。
初監督作品も板尾ワールド全開で
ノーセリフで表情だけで演じます。
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脱獄ものは、ここ最近2本みました。
ジョニデの「パブリック・エネミーズ」(12月19日公開)
1930年代アメリカのヒーロー的存在になった銀行強盗の半生を描く。
最重要指名手配犯に指定されながらも、大胆不敵に銀行強盗を繰り返し、「金持ちからしか奪わない」という美学とカリスマ性で、一躍スーパースターとなった伝説の強盗ジョン・デリンジャー、その愛と野望の逃亡劇。
冒頭の仲間を脱獄させるシーンは、計算され尽くした脱獄の振り付けと素晴らしい撮影テクニックはおみごと!

ジョニー・デップは文句なしにカッコイイ。スーツにコートでビシッと決め、マシンガンを撃ちまくる姿は、実にサマになっているよ。恋人ビリーを口説くセリフも洒落ていた。
「君みたいな人と時間を取り戻したい!」
うわ〜すごいギザだけど、言われてみたい台詞です。
監督はマイケル・マン。

そして、もう一本はフランス映画。60〜70年代にかけて銀行強盗&脱獄を繰り返したパブリック・エネミーズ=社会の敵とよばれた「ジャック・メスリーヌ」が公開されます。(12月5)

同じパブリック・エネミーズだからややこしいね。
こちらも実在した犯罪王で、このジャック・メスリーヌの半生を2部構成で描く大作をヴァンサン・カッセルが熱演!メスリーヌの半生は物語を追うだけでも忙しく、ヴァンちゃんは9ヶ月間の撮影で濃厚な役のテンションを持ち続け、2部では20キロも増量して、見事なメタボオヤジに。メスリーヌは変装の名人とも言われていたので、ハゲ頭、カーリーヘア、ヒチサン分けと様々なヴァンサンを堪能していただけます。

ヴァンさんの奥さん、モニカ・ベルッチ大好き!

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