目次
- 0.0.1 第二回ホラーサスペンス大賞を受賞した五十嵐貴久の原作「リカ」シリーズがドラマ化を経て、ついに映画化。
- 0.0.1.1 ――ドラマから見させていただきましたが、映画をみていてリカとはお友達になれないかもしれないと思いつつも、リカに共感できる部分がありました。
- 0.0.1.2 ――映画版は、後半にものすごいダッシュして走ったり、スパイダーマンのように壁をはっていくシーンがありました。これは笑っていいのかな?と迷いながらも楽しませていただきました。
- 0.0.1.3 あのシーンについて教えてください。
- 0.0.1.4 ――あのシーンで、リカの心情を表すのは大変だったのでは?
- 0.0.1.5 ――この物語は、すごくリアルな部分もあり、ちょっとありえないっていう部分もあるドラマじゃないですか。そこが多くの女性達の心を掴んだ気がします。
- 0.0.1 第二回ホラーサスペンス大賞を受賞した五十嵐貴久の原作「リカ」シリーズがドラマ化を経て、ついに映画化。
- 1 リカを演じて3年
- 2 高岡さんの思う女性の28歳とは?
- 3 映画版もリカの髪型にこだわった
- 3.0.0.1 ーー映画版のリカの外見などこだわった部分はあれば教えてください。
- 3.0.0.2 ――ちょっとべったりして脂ギッシュな感じですか?
- 3.0.0.3 ――なるほど、凄いこだわりですね〜。お風呂がないと言うことは、リカは銭湯に行っているでしょうか?
- 3.0.0.4 ――あのリカの部屋(アジト)の装飾について。ゴージャスなお部屋ですよね?
- 3.0.0.5 ――そして今回のリカのターゲットとなるというか、お互いターゲットになる奥山を演じた市原隼人さんの印象をおしえてください。
- 3.0.0.6 ――そうでした!お二人交互のシーンででずっぱりでしたのでどのシーンも共演しているような錯覚に陥っていました。
- 3.0.0.7 ――奥山の婚約者の孝子役の内田理央さんや、同僚の尚美役の佐々木希さんとの共演は如何でしたか?
- 3.0.0.8 ――みなさんはそれぞれの役を楽しんでいらっしゃったようですね!
- 3.0.0.9 ――最後に一言お願いします。
- 3.0.0.10 ――ありがとうございました。
第二回ホラーサスペンス大賞を受賞した五十嵐貴久の原作「リカ」シリーズがドラマ化を経て、ついに映画化。
2019年10月に東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送された連続ドラマ「リカ」は、 “美しき魔性の女”リカを演じた高岡早紀の鬼気迫る演技と衝撃的なセリフ、誰もが目を奪われてしまう振り切った演技で「リカ」ワールドにハマる人が続出!愛する人を手に入れるためなら手段を選ばない純愛モンスターが暗躍するラブ・サイコ・スリラー!幼い頃から会いに恵まれなかった雨宮リカは、夫像、結婚像、家庭像に少女のような憧れと純粋さをもつ。自称28歳の女性。そして、運命の男性に出会ったとき、彼女のピュアな愛情が炸裂し、手段を選ばない最恐の“純愛モンスター”と化していきます。
共演には、リカに翻弄される刑事を市原隼人、その恋人役として内田理央、その同僚に佐々木希が出演。恐怖、共感、そして可笑しさ⁉怒涛の展開で脳内を刺激します。
愛を求めるモンスター・リカが暗躍する ラブ・サイコ・スリラーいよいよスクリーンへ!
先日、『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』PRで来名した 主人公の雨宮リカ役高岡早紀さんに単独インタビューさせていただきました。
――ドラマから見させていただきましたが、映画をみていてリカとはお友達になれないかもしれないと思いつつも、リカに共感できる部分がありました。
高岡さんはリカについてはどのように捉えていますか?
高岡:女子としてそう思いますよね。とことん好きになったら、リカのようにやりかねない、というのは私もそこは、すごく共感します。あ、もちろんやりませんけど(笑)
――映画版は、後半にものすごいダッシュして走ったり、スパイダーマンのように壁をはっていくシーンがありました。これは笑っていいのかな?と迷いながらも楽しませていただきました。
あのシーンについて教えてください。
高岡:笑っていただけましたよね?そのために私、跳んだんですから!(笑)笑ってくれなかったら跳んだかいがないですもの。私も脚本を読んだときは、ちょっとびっくりしまして、プロデューサーに笑ってもらえるなら跳びますけど、笑ってもらえないなら跳ぶ意味がわからないと何度もお話しをしました。そしたらプロデューサーが、「見た人は楽しんでいただけるし、これはエンターテイメント作品として絶対面白いから絶対跳んだ方が良いです!」と何回も自信たっぷりに言われまして(笑)。そんなにおっしゃるならと言うことでこの作品に入りました。
――あのシーンで、リカの心情を表すのは大変だったのでは?
高岡:そうなんです、リカが跳ぶまでになるまでの感情にしなくてはならなくて、なかなかそこに自分の気持ちを持っていくのは難しかったです。
――この物語は、すごくリアルな部分もあり、ちょっとありえないっていう部分もあるドラマじゃないですか。そこが多くの女性達の心を掴んだ気がします。
高岡:ここまで究極にリカがやってくれると話が面白くなりますよね。
でも、その根底にはどうしてそんなに彼を欲しがるのか、リカの悲しみもストーリーの中に入っているので、だからエンターテイメント作品としてはとても成り立っている作品になったなと自負しています。
リカを演じて3年
――ドラマから映画になり、その間でリカの母も演じられて。高岡さんはリカと本当に長いお付き合いになりましたね。
高岡:もう3年にもなるんです。
私もちょっと気が付かなかったのですが、最初のシリーズから数えると長い付き合いになりました。
――今までそこまで長く同じ役をされたことはないですよね?
高岡:ドラマから映画になった作品は、2作目ですけど、長く同じ役を演じたのは初めてです。
――長い付き合いだからこそ見えてくるリカ像は?
高岡:リカがここまでみなさんに支持されるとはまったく思っていませんでした。映画化されると決まったときに、映画化してはいけないのではないかと思ったのです。リカって、究極のサイコなのでサイコ以外の何者でもなく本当に怖い人じゃないですか。でも、そんなリカですけどみなさんに支持してもらえる要素があるんです。リカのもつ恋愛に対するピュアさだったり、自分が大人になって忘れてしまった心をリカを通して思い出させてくれるような、懐かしい気持ちにさせてくれる女性だと思います。
高岡さんの思う女性の28歳とは?
――サブタイトルにある自称28歳。女性の28歳はどんな時期だと思いますか?
高岡:そのころ私もいろいろ考えたりはしていたと思います。その頃のことを思うと、やっぱり女性の18歳から20歳になるのとは違って、20代から30代の目前になったとき、女性はいろんな変化があり大事な年齢だと思うんです。そこでなんらかの究極の選択をしなければならない時期でもあると多くの女性が思うのではないでしょうか。なにかに対して変化できる年齢でもあり、変化しないでいいのであればしなくてもよいという。そして29歳ではない28歳っていうのが微妙な時期。まだ30歳までに猶予が2年もあるとか何かをするにしても理由がつけられる微妙な歳ですね。
――なるほど、リカがこの歳にこだわった理由がわかりました。
高岡:次のステップへの選択肢をもてる年齢だと思います。
――ちなみに高岡さんは永遠の何歳?ですか?
高岡:え?永遠の28歳でしょう(笑)
――そうでした!失礼しました(笑)。
映画版もリカの髪型にこだわった
ーー映画版のリカの外見などこだわった部分はあれば教えてください。
高岡:髪型にこだわっています。最初のリカの時も、次のリカ~リバースの母親の時もそうですが、映画版でも髪型にはこだわりはあります。
誰も私が言わないと気がつかないのですが、リカの部屋(アジト)はお風呂がないんですね。いつ、彼女はお風呂に入っているかわからないので、頭皮が臭う感じにしていたんです(笑)
――ちょっとべったりして脂ギッシュな感じですか?
高岡:そうです!原作ではリカは体臭がきついという設定なんです。「リカが来た!臭い〜」というくらいなんですって。もちろんテレビや映画ではその設定はないのですけど、ちょっとしたこだわりで、ちょっとオイリーなヘアステイルにしてみました。
――なるほど、凄いこだわりですね〜。お風呂がないと言うことは、リカは銭湯に行っているでしょうか?
高岡:うふふ!しらないですよ〜。そこまでは掘り下げてないですけど、あ、でもリカが銭湯に行っていたら面白いですね!!
――あのリカの部屋(アジト)の装飾について。ゴージャスなお部屋ですよね?
高岡:台本上ではリカの部屋をアジトと言っています、アジト=隠れ家。リカがかつて住んでいた洋館のイメージでその時に持っていた調度品や大きな花を飾ったりと、夢見る夢子チャンなリカそのもので、素敵なお部屋になっています。花柄のお洋服しか着ないとかピュアな心を持ち続けているリカらしいお部屋です。
――そして今回のリカのターゲットとなるというか、お互いターゲットになる奥山を演じた市原隼人さんの印象をおしえてください。
市原さんと言えば、アツイ男!というのが私のイメージです・
高岡:市原さんは熱い魂を持った方ですと皆さんから聞いていました。私はそこまで存じ上げていなかったんです。独特の存在感のある個性的な方で、色気もあるしピュアな部分もおもちかなと。それは思った通りでしたが、芝居をしてはじめて芝居熱のアツイ方なんだと言うことがわかりました。 なかなか時間がなかったのでお話をすることはあまりできませんでした。市原さんとのシーンは芝居を練っていくというより、熱量は違いますけど恋い焦がれた人にようやく会えたという、リカと奥山が初めて会うシーンだったので、探り合いの心情のほうが大事でした。ですから全然お話をしていないです。
――そうでした!お二人交互のシーンででずっぱりでしたのでどのシーンも共演しているような錯覚に陥っていました。
高岡:本当に初めてお会いしたような感覚がお芝居に反映することができたということになります。
――奥山の婚約者の孝子役の内田理央さんや、同僚の尚美役の佐々木希さんとの共演は如何でしたか?
高岡:以前理央ちゃんとは一緒にテレビドラマでお母さんの役をさせていただいたり、希ちゃんとは会社の上司と部下で共演しましたので、二人とも共通話題があったのでお話しました。昔共演していた間柄とはまったく違う関係性の役で希ちゃんは初の刑事役ですから、今までのイメージとは違う役どころという意外性があると思います。理央ちゃんもあんな可愛らしい二人が刑事というそれだけでこの映画って、面白いじゃないですか。
――みなさんはそれぞれの役を楽しんでいらっしゃったようですね!
高岡:そうなんですよ〜
――最後に一言お願いします。
高岡:今回、映画化となりリカも喜ぶほどパワーアップしています。本当に大勢の方たちにリカを大きなスクリーンで見ていただくことをとても楽しみにしています。
たくさんの方に劇場に来ていただきたいなと思います。
――ありがとうございました。
【STORY】
山中でスーツケースに入った本間隆雄の死体が発見された。本間は3年前に逃走犯の雨宮リカに拉致され行方不明になっていた。警視庁捜査一課の奥山次郎は、潜伏中のリカをおびき寄せるため、偽名を使ってマッチングアプリでリカを探し出すことに成功するが、次第にリカにのめり込んでいく。奥山の婚約者でリカを追う警察官の青木孝子は、捜査に平行し、リカにのめり込んでいく奥山を心配し、先輩の梅本尚美とともに奥山の部屋へと向かうが……。
『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』
6月18日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2021映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』製作委員会