いよいよ今年もはじまりました。あいち国際女性映画祭2014。本映画祭は今年で19年目。本映画祭での司会歴は今年で10年目に突入しました。各国の女性監督とお会いし、それぞれの国の映
今年は9月7日までとなります。画事情をお聞きすることが出来るまたとないチャンス。
上映作品は何十本もありますが紹介しきれないので、
私が司会を担当する作品のみを紹介します。
一日目は10時から上映の本作が二作目の長篇映画となる渡辺喜子監督の「tig☆hugちぐはぐ」。映像会社で働く37歳のADが、本当にやりたいことと実際にやっていることがちぐはぐになってしまい。一歩踏み出していくというお話。監督の経験が反映された作品で、自分の生き方についてもう一度考えて見たくなりました。
渡辺善子監督の次回作がみてみたいです。
13時半からは前作がネット上でも超話題になった「毎日がアルツハイマー2」。アルツハイマーになった関口ゆか監督の母の日常を面白おかしくとても魅力的描いたドキュメンタリー。
今回は、介護する立場について、監督がイギリスのケアセンターで学ぶお話。
めちゃくちゃ勉強になりました。老いた母との接し方について私も反省することばかり。
明るい関口監督です。
4日の10時からは超美人なフィリピンの27歳ハンナ監督による「トランジット」、東京フィルメックスでも賞を獲得。字幕なしでみたけど、映像に力があったので言葉はいらなかった。
イスラエルに出稼ぎに行っているフィリピン人家族の話で、イスラエルでは移民が多くならないよう、5歳以下の子供は強制送還されてしまう。
4才になる息子をめぐって、各キャストからの視点で時間軸をシャッフルしてえがいていきます。
構成も、演出も、テーマもすごく良かった。強制送還されてしまうのか、というサスペンスもふくまれています。
ちなみにフィリピンではるろうに剣心が人気だそうですよ。
キュートすぎるハンナ監督が大好きになりました。
5日は13時半からは特別企画で、黒澤明監督の「生きものの記録」。放射能を巡る正気と狂気をテーマにしたモノクロ作品。黒澤作品によく出演していた香川京子さんと黒澤映画のスクリプターだった野上照代さんのトークショー。
6日は、本会場をでて弥富会場で、銀行員でありながら地元香川県で映画を撮り続けている香西志帆監督の「恋とオンチの方程式」。踊るシリーズの本広克行監督プロデュース。不器用な女の子の恋の行く方をコミカルに描いていきます。主演は夏菜。
他にも秀作がいっぱいですよ。
監督や女優とのティーチ・インもあります。(一部除く)
ぜひウィルあいちに足をお運びくださいませ。
おまちしていま~す。
http://www.aiwff.com/2014/