『アンパンマン』初参戦の津田健次郎「一瞬で子どもに帰るような気持ち」土屋太鳳も「胸がいっぱいに」

昭和、平成、令和と3つの時代を超えて日本中に「愛と勇気」を届けてきたみんなのヒーロー、アンパンマン。その劇場版シリーズ37作目となる最新作『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』が6月26日(金)に全国公開を迎えました。

翌27日には新宿ピカデリーにて公開記念舞台挨拶が開催され、レギュラー声優陣の戸田恵子さん(アンパンマン)、中尾隆聖さん(ばいきんまん)、山寺宏一さん(ジャムおじさん、めいけんチーズ、カバおほか)に加え、ゲスト声優の津田健次郎さん(冒険家・ニャックル)、土屋太鳳さん(パンタン)、EXIT(りんたろー。さん(アマグモラ)、兼近大樹さん(キューティーバードロボ))ら豪華キャストが登壇。「約束」や「絆」を語りました。

会場は大歓声!生ボイス連発に子どもも大人も大興奮

上映直後の興奮が冷めやらぬ会場には、入場者特典のマラカスやぬいぐるみを握りしめた子どもたちの元気な声が響き渡ります。

そして、ステージにアンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさん(レア!)とともにキャスト陣が姿を現すと、客席からは割れんばかりの大歓声が沸き起こりました。

台風による悪天候のなか集まった観客へ戸田さんが感謝を伝えると、続く中尾さんが「ハーヒフへホー!みんなよくきたなー!」とお馴染みのセリフを披露。

さらに山寺さんもその場で「めいけんチーズ」の名演を生披露するなど、変幻自在の名人芸で会場のボルテージは一気に最高潮へ達しました。

念願の『アンパンマン』出演に津田・土屋が感極まる

津田健次郎

本作で念願のシリーズ初出演を果たした津田健次郎さんは、「声優を長くやっているんですが、一度も出たことがないのがちょっとしたコンプレックスだったんです。今日で消え去りました!」と満面の笑み。ベテランばかりの収録現場の凄まじい安定感に「あのキャラクターたちの声がリアルに聞こえてくるだけで猛烈に感動して、一瞬で子どもに帰るような特別な気持ちになった」と興奮気味に振り返ります。

すると旅人のレッサーパンダ・パンタンを演じた土屋太鳳さんは、レギュラー声優陣の素晴らしい声に引き出されて演じきったことを明かし、「演じながら何度も胸がいっぱいになってうるっとしてしまって。たくさんの方の心を包んでくれる優しい作品です」と、作品への深い愛を真摯に語りました。

また、2児の父であるEXITのりんたろー。さんは、「日頃から助けられっぱなし。今日も子どもはアンパンマンの靴を履いて保育園へ行きました。ファミリーとまではいかないけど、遠い親戚くらいにはなれたのかな」とリアルな親心を交えて熱弁。

一方、兼近大樹さんが「僕みたいなものがアンパンマンに出られるなんて……みたいなことは一切思わず!」と不敵にボケると、りんたろー。さんから「君は一番思って!」と鋭いツッコミが炸裂。息ぴったりの掛け合いで会場を爆発的な笑いで包み込むと、続けて兼近さんが「嬉しい、幸せ、最高!という気持ちをエネルギーに変えて、全力でアンパンマンファミリーに立ち向かいました」とその挑戦を振り返りました。

40年近く続くレギュラー陣の“固い絆”に…

トークは、来年でテレビシリーズ40周年を迎えるレギュラー声優陣の固い絆の話題へ。

戸田さんが、2年前にニューヨークのカーネギーホールで公演を行った際、円安にもかかわらず中尾さんが駆けつけ、山寺さんも「ちょっと脅したら来てくれた(笑)」というエピソードを暴露。

中尾さんは「長年やっていると調子の良い時も悪い時もありますが、そんな時にみんながさりげなくのど飴をパッと出してくれたりする。この支えがあるからこそ頑張れる」と、40年近く寄り添い合ってきた仲間への絶対的な信頼を明かします。

すると山寺さんが「声優を41年やっているのに、このレジェンドたちの中では僕が一番若手なんです。スタジオでの会話は健康とか予防接種、保険の話ばかり(笑)」と裏話を明かして会場を笑わせつつも、「増岡弘さんから引き継いで2代目としてジャムおじさんを演じていますが、今でも学ぶことばかりです」と、偉大な先輩たちへの尽きない敬意を語りました。

イベント中には、客席の小さな子どもが泣き出してしまうハプニングもありましたが、すかさず山寺さんがチーズやカバおの声で優しく語りかけ、会場を瞬時に温かい空気へと変える、『アンパンマン』の優しさがそのまま体現されたような奇跡の一幕も。

それぞれが語る「約束の場所」

作品のテーマである「約束」にちなんだトークでは、戸田さんが「40年近く、毎週欠かさず通い続けているスタジオこそが私の約束の場所」と語り、中尾さんも「雨の日も風の日も、どんなに辛い時も、『アンパンマンを頼んだよ』と言われたら『はい!』とスタジオに向かう。40年積み重ねてきた愛おしい約束」としみじみ回顧。

一方、津田さんは「これから先も、また作品に出して頂けたら……。たくさん魅力的なキャラクターがいるので、僕専用のレギュラーを一つほしいです!」と熱望。すると山寺さんから「じゃあ、カバおやってみる?」とまさかのむちゃ振りが飛び出し、客席は笑いに包まれました。

そして土屋さんは、自身の原点となったあるドラマの舞台・能登への強い思いに触れ、「能登にみんなが笑顔で集まれる場所を作りたいなと思っています。その約束が叶った時には、ぜひキャストの皆さんにも、そしてアンパンマンたちにも来ていただけたら嬉しいです」と語る瞳は、未来への約束への確かな希望に満ちていました。

そんな感動的なムードの中、りんたろー。さんが「今日家を出るとき妻に『牛乳と豆腐を買ってきて』と言われたので、帰りにスーパーでその約束を果たします!」と超日常的な約束を披露して笑いを誘う。

兼近さんも「街で『写真撮ってください』と言われて急いでいる時、『今度ね』って言うんですけど、実は1度もまだ果たせていなくて。だからぜひまた街で見かけたら声かけてください、そしたらまた『今度ね』って言います(笑)」と不敵なやり取りでノンストップの爆笑の渦が巻き起こりました。

最後に戸田さんが、「毎年映画を作るたびに『これ以上の最高傑作はできないんじゃないか』と思うのですが、今年も見事にその壁を更新できました。今までで一番素晴らしい作品だと胸を張って言えます!」と力強く締めくくり、映画の世界観さながらの優しさと笑顔に包まれた舞台挨拶は大盛況のまま幕を閉じました。

大人だけでも気軽に映画を楽しめる、特別な上映回『アンパンマンナイト』も実施される映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』。親子やご家族はもちろん、かつて子どもだったすべての大人の方も、ぜひ映画館で「宝物」に出会ってください。

文・構成 にしおあおい(シネマピープルプレス編集部)

作品紹介

「“虹の星”がもう一度輝いた時、一緒に宝物を手に入れよう!」
遠い昔に、ある冒険家と交わした大切な約束を守るため、旅をしていたレッサーパンダのパンタン。
しかし、旅の途中で、ばいきんまんの赤ちゃんスプレーを浴びて子どもの姿になってしまいました!
アンパンマンたちに助けられ、旅をする理由と大切な約束を破ってしまったという後悔の気持ちをみんなに話します。
すると、「約束は守ろうとする気持ちが大切なんじゃないかな」とジャムおじさんに勇気づけられ『今度こそ約束を守る』と気持ちを新たにし、クリームパンダと一緒に虹の星を目指すことにします。クリームパンダは「絶対にあきらめない!」とパンタンと約束をして冒険の旅についていきますが、たくさんのピンチにくじけそうに。
そこへこっそり飛行機に乗り込んでいたばいきんまんたちも宝物を目当てにやってきて…。
何があっても絶対にあきらめない!と頑張るパンタンたち。
虹の星がもう一度輝いた時、約束の場所で見たものは…。
パンタンは今度こそ約束を守ることができるのでしょうか。
大切な約束と友情の物語―

監督:矢野博之
脚本:米村正二
音楽:いずみたく 近藤浩章
声の出演:
アンパンマン/戸田恵子
ばいきんまん/中尾隆聖 ほか
原作:やなせたかし(フレーベル館刊)
テーマ曲:虹の星
主題歌:アンパンマンのマーチ
配給:東京テアトル
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2026
公式サイト:anpan-movie.com/2026/
公式SNS:@anpanman_movie

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