名古屋は「ヒットの尻尾を掴んだ地」福山雅治が弾丸舞台挨拶ツアーで語った特別な想い

ライブフィルム『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』東京舞台挨拶レポート

先に行われた名古屋での舞台挨拶に引き続き、熱気冷めやらぬ丸の内ピカデリーの舞台挨拶に登壇した福山雅治さん。大きな拍手に包まれると、

「いや、もう上映後だから、この拍手が“HELLO”の拍手になってましたね。ありがとうございます」と笑顔で挨拶。

現在、全国ツアーの真っ只中。この日、名古屋での舞台挨拶を終えた後、新幹線で東京へと駆けつけるという“弾丸スケジュール”を敢行した福山さんは、全国の映画館とライブビューイングで繋がる中、「名古屋から東京へ瞬間移動して参りました」と語った福山さんに、MCから「疲れも見せずに」と声をかけられると、「疲れてはいるんですけれども。でも見せません」と返し、会場を温かな笑いで包み込みます。

「せっかくツアーで名古屋に行っている。そしてライブフィルムも上映されている。だったら名古屋で舞台挨拶をやろうじゃないか。東京駅を通るんだった東京でもやろうじゃないか」

多忙な移動の合間を縫ってでも、直接感謝を届けたい。その真っ直ぐな行動力と心意気に、会場からは改めて大きな拍手が送られました。

「鑑賞」ではなく「体験」へ
ファンの熱い感想に

イベントでは、SNSに寄せられたファンの熱い感想が紹介されました。「全人類見てくれ」という漫画形式の投稿には「僕もそう思ってるけど、僕が言い難いことを言ってくれた」と嬉しそうに反応。

さらに、「福山さんの脳内にある理想の音、理想の映像を限りなく再現しようとしている映画」という的確な感想には、「120点です」と即答しました。

「むしろ関心がない人に見てもらいたい。関心がある方にはより深く、関心がない方にも広く観ていただきたい」

「宮城の映画館ほとんど満席!」という声には、「ほとんど?」とユーモアたっぷりにツッコミを入れつつも、作品が各地で確実に広がっている喜びを実感しているようでした。

実はライブフィルムの制作自体に、最初は懐疑的だったと福山さん。しかし、いざ作ってみると、ライブという素材をベースにしながらも、鑑賞するだけではない「体験していただく全く違う作品」にできると確信したそうです。

勝手知ったる長崎の地で、ドローン空撮や街の風景を物語に織り込み、前作とは出発点から異なるアプローチで挑んだ本作。ただの追体験ではない、新たな映像体験の形がここにあります。

五感を“騙す”音響と細部に宿る圧倒的なリアリティ

本作で追求された“ライブを超えたライブ”体験。それを支えているのが、Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)による立体音響です。

前からだけでなく後ろからも音が迫り、福山さんいわく「人間の五感を少し“騙す”ような、アトラクションのような体験」が味わえます。

「Popstar」の演出では、実際には目の前に文字は出てこないものの、福山さんの脳内で再現されているものをあえて映像として表現したのだそう。

そして、理想の映像世界への執着は、劇中に登場する「少年時代の部屋」のセットにも表れています。なんと、15歳の時に皿洗いのアルバイトをして購入し、上京時にも携えてきたという本物のギターを使用しているのです。「壊れるかもしれないと思って、同じものをヤフオクで2、3本落としました」という驚きの告白や、私物のロボットランプまで持ち込んだというエピソードも披露されました。

細部に宿る存在感がリアリティを生む

フォトセッションでは、自身の分身であるぬいぐるみ「ちぃましゃ」を手に登場。「ぬいぐるみだから何も言わないと思って、いろんなもの貼り付けられていて。不憫になって持ってきちゃいました」と笑いを誘うと、和やかな空気の中で撮影が行われました。

最後は「18歳で上京してからおよそ40年後、故郷・長崎でのライブを映画として公開する未来は想像していなかった」と語った福山さん。

57歳を迎え、長いキャリアの歩みの中でたどり着いた本作は、「理想の音、理想の映像への執着と執念が詰まった作品になっています」と力強く語ると「鑑賞ではなく体験を。ぜひこのライブフィルムに没入して、体感していただければ」と締めくくりました。

名古屋から東京へ。1日で駆け抜けた弾丸舞台挨拶の熱量は、そのまま本作で追求された熱いエネルギーと重なります。福山雅治さんの脳内にある究極のサウンドと映像、そして長崎という土地の息吹。まだ未体験の方は、ぜひ劇場の最高の環境で、全身でこの「月光」を浴びてみてください。

取材 松岡ひとみ(シネマピープルプレス編集長)
構成・文 にしおあおい(シネマピープルプレス編集部)

作品紹介

『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』
監督:福山雅治
出演:福山雅治、柊木陽太
配給:松竹
製作:アミューズ
公開:絶賛上映中
公式サイトURL:fukuyamamasaharu-livefilm.com/gekko
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舞台挨拶名古屋編

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