みなさんこんにちはシネピーです。
今回は、いま中国映画界で熱い視線を注がれているダーポン(大鵬)監督が放つ、唐代を舞台にした“社畜系”歴史エンタテインメント『長安のライチ』(英題:The Lychee Road)の最新ニュースをお届けします。
本作は、『熱烈』での熱い演出も記憶に新しい彼が、監督・脚本・主演の三役を務め、アンディ・ラウら豪華キャストを迎えて贈る歴史エンタテインメント。2026年1月16日に公開を迎えます。
3日で腐るライチを5000里離れた長安へ運べ!
失敗すれば死、成功しても……?
物語の舞台は、栄華を極めた唐の都・長安。
主人公は、現代で言うところの中間管理職のような下級官吏・李善徳(演:ダーポン)。彼がある日、皇帝から命じられたのは「楊貴妃の誕生日のために、嶺南(現在の広東省あたり)から新鮮なライチを運ぶこと」でした。
当時の物流事情において、鮮度が命であり「3日で腐る」と言われるライチを、数千キロ離れた都まで運ぶのは、まさに「不可能」なミッション。
この度、そんな主人公の壮絶な旅路を切り取った本予告映像と、ダーポン監督が「監督人生で最も大きな試練だった」と語る制作秘話を語ったインタビューが解禁されました。
まずは予告映像をどうぞ。
朝廷の重臣・楊国忠を演じるアンディ・ラウ(『インファナル・アフェア』)が、「妻子の面倒は見る」と威厳たっぷりに任務を言い渡すシーンが登場します。
その言葉の裏にあるのは「失敗すれば命はない」というプレッシャー。李善徳の張り詰めた表情からは、サラリーマンの悲哀と、家族を守ろうとする強い決意が滲み出ています。
テレンス・ラウら実力派が集結
チームで挑む“ライチ運送計画”
孤独な戦いかと思われたこの旅路ですが、予告編には彼を支える個性豊かな仲間たちの姿も映し出されています。
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の記憶も新しいテレンス・ラウが、物語の鍵を握る青年役で登場。いま香港映画界で最も勢いのある彼のアクションや演技にも注目です。
そして、李善徳を静かに支える妻役にヤン・ミー。「夫は必ず帰ってくる」という凛とした眼差しが印象的です。
ほか、計画に投資する商人(演:バイクー)やライチ農園の娘(演:ジュアン・ダーフェイ)など、多彩なキャラクターがこの無理難題に挑みます。
荒れ狂う波、襲いかかる刺客、そして泥沼の権力闘争。次々と立ちはだかる逆境を、李善徳たちはどう乗り越えていくのか。映像のラスト、必死の形相で駆け抜ける彼の姿は、観る者の胸を熱くさせます。
「意味のあることは、どれも難しい」
ダーポン監督が語る制作の裏側
本作でメガホンを取ったダーポン監督は、この作品を「監督人生で最も大きな試練だった」と振り返っています。
主人公が5000里の道のりを踏破したように、実際の撮影も7つの地域をまたぎ、最大1300人規模のスタッフと共に敢行されました。
「嶺南の蒸し暑さ、山道のぬかるみ、俳優たちの疲労――それは現場に立たなければ得られないリアリティです」と語る監督。
数秒のカットのために数百人が移動することも厭わないその姿勢は、まさに「不器用だと言われるかもしれないが、それこそが映画人の誠意」という彼の言葉に集約されています。
また、本作は彼にとって初の時代劇。
「歴史は正確でなければならない。しかし、美意識は現代の観客に届くものでなければならない」
40冊以上の文献を読み込み、徹底した検証の末にたどり着いたのは、古風でありながら現代人の心にも響く、絶妙なバランスでした。
現代を生きるすべての人へ
「英雄ではないのに、腹を括って物事に立ち向かう。その姿に心を動かされた」
ダーポン監督が主人公・李善徳についてそう語るように、この映画は遠い昔の物語でありながら、理不尽な要求や困難な仕事に立ち向かう現代の私たちの物語でもあります。
仕事とは何か、家族とは何か、そして自分の尊厳とは――。
笑いと緊張、そして感動の果てに、その答えが見つかるかもしれません。
■ダーポン(プロフィ―ル)
1982年1月12日、吉林省集安市生まれ。吉林建築大学を卒業後、2004年にインタビュー番組「明星在线」の司会者としてキャリアをスタート。2008年に『完美新娘(原題)』で俳優デビューを果たし、2015年には監督デビュー作『煎饼侠(原題)』で監督・主演を務めた。その後は映画を中心に活動の幅を広げ、多彩なジャンル作品の作り手として中国映画界で独自の存在感を確立している。
主な監督・主演作品
•『煎饼侠(原題)』(2015)
監督・脚本・主演。中国映画界で商業的大ヒットを記録した長編監督デビュー作
•『シティ・オブ・ロック』(2017)
監督・脚本・主演。ロック音楽と友情を描くドラマ映画。
•『いいひと』(2023)
監督・脚本・主演。デジタル時代の情報と社会を問う社会派コメディ
•『熱烈』(2023)
監督・脚本。ワン・イーボー主演作。ブレイキン全国大会でトップを目指す青年を描いた作品。
•『長安のライチ』(2025)
監督・脚本・主演。唐代を舞台に不可能な任務に挑む官吏の旅を描く歴史ドラマ
映画『長安のライチ』は、2026年1月16日(金)よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン池袋、Strangerほかにて全国順次公開。名古屋では、センチュリーシネマや中川コロナワールドほかで同日より公開します。
作品紹介

監督・脚本・主演: ダーポン(大鵬)
出演: バイクー、ジュアン・ダーフェイ、テレンス・ラウ、アンディ・ラウ、ヤン・ミー 他
配給: Stranger、面白映画
公開日: 2026年1月16日(金)
公式: https://www.chuka-eiga.com/raichi
公式X: @raichimovie0116
2025©Aim Media Co., Ltd. Tianjin Maoyan Weying Cultural Media Co., Ltd. Shanghai CMC Pictures Co., Ltd.. All rights reserved




