2月28日(金)に全国公開を迎える映画『知らないカノジョ』の特別試写会がミッドランドスクエアシネマで行われ、主演の中島健人さん、ヒロインのmilet(ミレイ)さんが舞台挨拶に登壇。
三木孝浩監督の撮影現場に参加できた喜びを語るとともに、「好きな人と初デートするならどこに行く?」といった質問にも名古屋ならではのプランを披露し、観客を沸かせました。

名古屋に来るのは3か月ぶりという中島さん
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中島健人、30歳節目の年にありのままの自分で臨んだ作品
劇場映画史上、素の自分が映ってて「ちょっと恥ずかしい」
本作は、中島健人さん演じる主人公・神林リクと、miletさん演じるヒロイン・前園ミナミが、出会わなかったもう一つの世界で愛の試練に立ち向かうファンタジック・ラブストーリー。
メガホンをとるのは、数々のラブストーリーを世に送り出してきた三木孝浩監督。中島さんは、30歳を迎えた節目の年に、初めて三木孝浩監督の作品に出演できた喜びを明かし、10年前から三木監督のナチュラルな演出に憧れていたことを告白。
撮影は2024年の4月頃から始まり「ちょうど僕自身も新しいスタートを迎える時だったので、監督からも改めて新鮮な気持ちで臨んでほしいというメッセージをもらい、自分のことをさらけ出すつもりでこの映画に臨んだ」のだそう。結果、「劇場映画史上、素の自分が映ってる」と明かし、「だから、ちょっと恥ずかしい」とはにかみました。
milet、映画初出演で中島健人との共演に「安心感を覚えた」

ライブツアーでは、ほぼ毎回名古屋に来てるというmiletさん。歌以外で来るのは初めてなのだそう
シンガーソングライターとして活躍するmiletさんは、本作が映画初出演となります。 オファーを受けた当初は主題歌の依頼が来たのかと思っていたそうですが、思いがけないヒロイン役というオファーに「私にできるのかな」と不安を感じていたところ、三木監督から「miletのままでいいよ」と言われたことで安心し「三木監督の船になら乗ってみたいな」と出演することを決意。
さらに、共演者の名前に中島さんの名前を見つけ「この方が主演ならついていける!」と安心感を覚えたそうです。
お互いの印象は?
お互いの印象について聞かれた中島さんは、miletさんに抱いていた印象を「クールビューティー」と語りました。しかし、実際に共演してみると、miletさんは「すごく明るいし、ポップにいろんなことを話してくれる」とのことで、そのギャップに良い意味で驚いたようです。
一方のmiletさんは、中島さんの印象について「見ての通り“プリンス”じゃないですか!ずっとキラキラオーラが消えないんだろうな」と思っていたと語り「このオーラどうやって消すのかな?」って思っていたそう。
ところが、本読みの時に中島さんの「オーラがちょっと変わって」おり、「リクは、ちょっとおっちょこちょいだったり、キュートなところもあるんですけど、それを華麗に演じてて、テレビで見る中島さんと全然違う!」とそのギャップに感動したことを明かすと、中島さんは「嬉しい~」と目を細めました。
中島の舌を唸らせた担担麺屋さん
行列に並んで食べたエピソードを明かす
中島さんは、名古屋での思い出として、アスナル金山でのイベントや、ひつまぶし、担担麺などのエピソードを披露。
特に、担担麺について熱く語り「駅ナカの担担麺屋さん知ってる?」と問いかけmiletさんが「知らな〜い。どこどこ?」と興味をみせると、「めちゃめちゃうまいと思う!ゴマ担担麺みたいな。YOASOBIのライブで名古屋に来た帰りに一人で並んで食べた」と驚きのエピソードを明かし、「そしたら、Ayase(YOASOBIのコンポーザー)から『どうして誘わないんだ!』って(笑)」とお茶目なやりとりを披露し、会場を沸かせました。
miletさんは、名古屋の印象について「ライブ会場での盛り上がりがすごい」と語り、観客のファッションについても「おしゃれだなってすごい思います」とコメントしました。
名古屋でのデートプランを明かす中島
miletの理想のデートプランに驚く!
そして、もし好きな人と初デートをするならどこに行くかという質問に対し、中島さんは「アスナル金山」と回答。「みなさんも“アスカナ”って略されてるでしょうけど」という呼び方に、「!」となった会場からすかさずどよめきが。「言う?」「言わない言わない(笑)」 「聞いたことない!」「アスカナ新しい!」というツッコミが飛び交う中、ニッコリ微笑むと、“アスカナ”の広場で手を繋いで、そのあとゴマ担担麺食べて、最後は手羽先。そう、担担麺食べたあと締めで手羽先!」と名古屋デートプランをコーディネート。続けて「優しく包み込むような拍手ありがとうございます(会場拍手で応える)そう、それ(拍手)で私の生命線は保たれています」と、感謝の気持ちを表しました。
それを聞いていたmiletさんは「私はお家でホラー映画を見る!初デートでその人のホラー耐性とか見たい」と回答し、「マジで?!初デートで?」と中島さんを驚かせる場面も。
中島さんが「miletさんは(ホラー映画に)強いの?」と尋ねると「私は強い!大好きなの!」と即答、さらに「(相手が)怖がるのはいいけど、退席は許さない(笑)」とコメントし、映画好きな中島と、しばしホラー談義で盛り上がりました。
ちなみに、ホラー映画の見る順番について聞かれたmiletさんは、「最初は洋画のポルターガイスト系」から入るとのことで、「レベルアップすると日本の(ホラー映画)になる」と持論を展開。中島さんも「そうだよね。『リング』とかね」と共感し、miletさんは「『呪怨』とかも見れる人がいいな」と理想の相手について語りました。
劇中のような「もしも」の世界が存在したら?
映画の中で「別の世界」が出てくることにちなみ、もし別の世界に行けるとしたらどうするかという質問に対し、中島さんは「パイロットになって世界中を旅する」とのこと。
miletさんは「シャチの飼育員」と回答、水族館のテーマソングを手掛けた時のエピソードを披露し、シャチの知性や愛情深さに魅了されていることを語りました。
映画『知らないカノジョ』に込めた思い
映画の中で「出会ってなかったら…の世界」が出てくることにちなみ、「もし別の世界に行けるとしたらどうするか?」という質問に対し、中島さんは「パイロットになって世界中を旅する」と回答。 miletさんは「シャチの飼育員」と答え、水族館のテーマソングを手掛けた時のエピソードを披露。シャチの知性や愛情の深さに魅了されていることを熱弁していました。
映画『知らないカノジョ』に込めた思い
最後に、miletさんは「大切な人を思いながらこの作品に挑んだ」と語り、「きっと見てくださる方も、大切な人に今何ができるのかって、そんなことまで考えられるような、そんな愛でいっぱいの作品になっています」と作品に込めた思いを語りました。
中島さんは、「この映画でリクを演じてみて、身の回りの何気ない日常、そして幸せの大切さに再度気づかされました」と語り、「見れば、周りにいる、いつも自分がお世話になっている人がより愛おしくなるような、そういう風な感覚になるラブストーリーだと信じています」と作品の魅力をアピールし締めくくりました。
映画『知らないカノジョ』は、2月28日(金)より全国公開されます。
舞台挨拶MC 映画パーソナリティー 松岡ひとみ
取材・文 にしおあおい(シネマピープルプレス編集部)
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『知らないカノジョ』作品データ
【あらすじ】大学時代に出会い、お互い一目惚れして結婚した<リク>と<ミナミ>。それから8年、小説家を目指していたリクは、歌手の夢を諦めたミナミのサポートのかいもあり、一気に人気のベストセラー作家となった。全てがうまくいっている、そう思っていた。ところが、ある朝リクが目を覚ますとミナミの姿はなく、出版社に打ち合わせに行くも出会う人々と全く話がかみ合わないことに戸惑いを覚える。なんと人気作家だったはずの自分は文芸誌の一編集部員になっており、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲が溢れていた――。
タイトル:『知らないカノジョ』
出演:中島健人 milet
監督:三木孝浩『今夜、世界からこの恋が消えても』『きみの瞳が問いかけている』
原作:『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(原題:Mon Inconnue)
(ユーゴ・ジェラン監督/2021年)
配給:ギャガ
©2025『知らないカノジョ』製作委員会
2025年2月28日(金)ミッドランドスクエアシネマほか全国ロードショー
公式サイト: https://gaga.ne.jp/shiranaikanojo/