松井玲奈、星乃あんなが岡田将生を絶賛「狂気すら美しい」「推しになっちゃうぐらい」『ゴールド・ボーイ』名古屋舞台挨拶で

映画『ゴールド・ボーイ』名古屋舞台挨拶、星乃あんな、松井玲奈、金子修介監督

3月8日公開の映画『ゴールド・ボーイ』特別試写会が名古屋のミッドランドスクエア シネマで行われ、東静役の松井玲奈さんと上間夏月役の星乃あんなさんがメガホンをとった金子修介監督と登壇。沖縄でのエピソードや見どころなどを語りました。※以下敬称略

本作は、岡田将生演じる完全犯罪を目論む主人公・東昇と、金を求めて殺人犯を脅す少年たちによる心理戦が展開するクライムサスペンス。



一読者としてどんどんのめり込む
夢中になってページをめくる脚本
映像でさらに面白く(松井)

脚本を読んだ感想を聞かれ「いままで読んだ脚本の中で群を抜いて面白かった!」と語った松井は「脚本を読むときは、いつも全体を把握するため俯瞰して読むことが多いんですけど、今回は一読者としてどんどんのめり込んで、この先はどうなるんだ?って思いながら、夢中になってページをめくりました。それが映像になるとさらに面白くなって、脚本を読んでいるから展開を知ってるはずなのに『ここはこういう風になるんだ』『こんな展開が待ってたんだ!』って、何度観ても驚ける、素晴らしい作品になってます」と太鼓判を押しました。

映画『ゴールド・ボーイ』東静役・松井玲奈

オーディションで東昇を脅す、キッズのひとり夏月役を射止めた星乃は「すごく緊張しました!」と明かすと「オーディションでは、同じ役を受けている子と掛け合いする形だったので、共演した羽村仁成さん、前出燿志さんにはお会いしてなくて、ほかのふたりは誰が来るのかなってドキドキしてました」と語り

映画『ゴールド・ボーイ』上間夏月役・星乃あんな

MCから「撮影中は一緒に行動してた?」と問われると「休みの日とか天気のいい日には3人(羽村、前出)でボーリングに行ったり結構楽しみました、沖縄を」と笑顔をみせました。

舞台挨拶中、あまり慣れない14歳の星乃をサポートしていた松井は、彼女の印象を聞かれ「撮影中は、かつらで髪を短くしてたしてたんだよね?(「はい」とうなずく星乃)撮影がすれ違いになった時にすごく可愛い女の子が登場して振り向いたらあんなちゃんで『かつらだったんだ!』と、今日も可愛い衣装で楽屋から出てきた時に思わず『かわいい』って言ってしまいました!」と話し、

星乃は「撮影ですれ違った時は、シーン的に悲しいシーンが多かったので、悲しい感じの印象だったんですけど、メイクルームとかでバッタリ会った時の驚いた反応をみて、本当は明るい方なんだなって。いまもですけど、本当に笑顔が素敵な方だなって思います」と語りました。

沖縄の撮影は「楽しかったと」いう星乃は、思い出を聞かれると「ソーキそばが美味しくて、休みの日に食べに行ったんですけど、ボリューミーで、麺が太くて、お肉が柔らかくてジューシーで、めちゃくちゃ美味しかったです」と笑顔をみせ「あと沖縄の景色が全部綺麗で、特に海がすごく綺麗でした!」と振り返りました。

岡田将生さんは
推しになっちゃうくらい美しい(星乃)

劇中で、完全犯罪を目論む主人公を演じた岡田将生について松井は「綺麗なんですよ!芝居もできるし、綺麗だし、隙がなくて、狂気すら美しくみえてしまう」と絶賛すると星乃も「第一に岡田さんが美しい!推しになっちゃうぐらい美しい。ずっと『はぁ』って見ちゃうぐらい」と続きました。

また、自身のシーンについては「アクションは初めてだったけど、すごく頑張ったので注目して欲しい」と語り「あと3人の青春っぽいところも見て頂きたいです」とアピール!

金子修介監督も「岡田将生くんをはじめ、羽村仁成くんら俳優さんたちの裏表の芝居が本当に素晴らしくて、ぜひ想像力を働かせて楽しんで欲しい」と語りました。

キャラクターの「欲」が浮かび上がることで
物語が進んでいく作品(松井)

最後に松井が「物語の中で、人の行動の原点になるものって、自分の正義だったり、自分なりの正義があることが多いと思うんですけど、この作品はそういう『正義』じゃなくて、キャラクターの『欲』が浮かび上がることによって、物語が進んでいくんですね。その『欲』の原点が何なのか考えながら見ていくと、この作品の見え方が一味違ったものになると思うので、ぜひ最後まで楽しんで」と結び、舞台挨拶を締めくくりました。

映画『ゴールド・ボーイ』は、殺人犯と少年たちの話を軸に、周囲の大人の思惑も複雑に絡み合いながら二転三転する物語。公開は3月8日、名古屋はミッドランドスクエア シネマほかで上映されます。ぜひ、映画館の大スクリーンで、そのスリルを味わって下さい。

シネピーでは、舞台挨拶前の3人にインタビューを敢行。その模様は、近日お届け予定なので、お楽しみに。

舞台挨拶MC 松岡ひとみ 取材・文 にしおあおい(シネマピープルプレス編集部

作品紹介

原作は、中国のベストセラー作家・紫金陳(ズー・ジェンチン)の「坏小孩」 (The Gone Child)。殺人犯と少年たちの心理戦を描いた本作を、舞台を沖縄に移し、金子修介監督が日本で映画化。

【ストーリー】それは完全犯罪のはずだった。まさか少年たちに目撃されていたとは…。
義父母を崖から突き落とす男の姿を偶然にもカメラでとらえた少年たち。事業家の婿養子である男は、ある目的のために犯行に及んだのだ。一方、少年たちも複雑な家庭環境による貧困や、家族関係の問題を抱えていた。
「僕達の問題さ、みんなお金さえあれば解決しない?」朝陽(13)は男を脅迫して大金を得ようと画策する。
「何をしたとしても14歳までは捕まらないよ。少年法で決まってるから」
殺人犯と少年たちの二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは……。

監督:金子修介
出演:岡田将生 黒木華 羽村仁成 星乃あんな 前出燿志 松井玲奈 北村一輝 江口洋介
2024/日本/カラー/シネスコ/5.1ch/129分
配給:東京テアトル/チームジョイ
公式サイト:https://gold-boy.com
公式X(旧Twitter):@goldboy_movie
©2024『ゴールド・ボーイ』製作委員会
2024年3月8日(金)全国ロードショー!

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