天国からのエール阿部寛さん

「天国からのエール」10月1日土曜日公開。

 

本作は、2009年に42歳の若さで他界した沖縄の美ら海水族館のある本部町にある音楽スタジオ「あじさい音楽村」の創設者、仲宗根陽さんをモデルにした感動ストーリー。

本部町で小さな弁当屋を営んでいた仲宗根さんは、高校生のために私財をなげうって弁当屋の地下に手作りの音楽スタジオを創設し、数々のアーティストをメジャーデビューさせた人。


子供たちからは「にいにい」と呼ばれ慕われていましたが、間違ったことをすると真剣な眼差しでしかり飛ばす。その真っ直ぐな想いが子供たちに響いたんでしょうね。この音楽村出身バンドで今回主題歌の「ありがとう」を担当したステレオポニーのメンバーに先日お会いした時「にいにいから教えてもらったことはいつも心にある。」心にあるって、ステキじゃないですか、脳裏に浮かぶとかじゃなく、「ハート」ですよ!「この曲をにいにいに捧げたい」と作った「ありがとう」はきっと天国の”にいにい”にも届いていると思いますよ♪

 

 

さて、先週水曜日そのにいにいを演じた阿部寛さんにインタビュー&舞台挨拶。やっぱり阿部さんデカイです!ツーショットは阿部さんがフレームアウト・・・

舞台挨拶1.jpg

舞台挨拶では、笑いを交えながら撮影秘話を話してくださいました。

実在の人物でしかも、こんなに真っ直ぐな生き方をした人をどう演じるか・・・阿部さん自身も相当悩んだそうですが、実際に「あじさい音楽村」で撮影をしたので、仲宗根さんが見たこと、してきたことを体験出来たのが、役作りの支えになったそうです。お弁当屋の設定なので冒頭で料理を作るシーンについては、「フライパン返しは筋トレと同じですよ、お米5キロ入れて何度もふったら手がパンパンになってしまった」「沖縄弁はどちらかというと具志堅さんのように高い声があうんだよね(笑)、僕は声が低いからなかなかうまく沖縄弁で話せなくて。うまくなったらクランクアップ、その後、映画新参者にすぐにインしたので、声が高いままでこれまた困りました(笑)」と撮影を振り返っていました。この役を通して関わることから生まれる素晴らしい体験を知ることができて、考え方がかわったという。阿部さんは人と関わることが苦手だったんですって。たしかに誰かと関わると言うことはストレスだって伴いますものね。実在した仲宗根さんは、進んで若者たちの「何かになるための可能性」を伸ばす手助けをしたんです。


この映画をみたあとは、めんどくさがらず若者たちの相談は真剣に受け止めなくちゃと思いました。清々しい気持ちで、劇場を後に出来ます!


*おまけ↓

インタビュー前、準備中のシネクルスタッフ。

藤代.jpg


おいしい映画祭

アーカイブ