マイ・バックページ

時代とガッツリ向き合っている「マイ・バックページ」5月28日公開110131_mybackpage_main.jpg

私は、70年代の学生運動をニュース映像か映画でしかしらない。
この映画を観て改めて思ったのは
革命行為は共感できなくとも本気で日本を変えようとおもった学生達とそれを本気で応援していた大人がいたという事実。
純真と野心のせめぎ合いで久しぶりにハラハラする青春映画だった。
妻夫木さんもマツケンもかなり入れ込んでいる作品ではないだろうか。
妻夫木さんはいろんな映画での泣く芝居が誰よりも多い俳優です。
いままでだと「ジョセ虎」に泣かされたかな。
でも、今回、ラストでみせる彼の泣き顔は今までとは全く違う。イタ甘い青春の想いが爆発している泣き顔なのです。
それにしてもやはり
山下監督は青春映画を撮るのがウマイなぁ。
因みに監督は浅間山荘事件後に日本赤軍内で起こったリンチ事件を元にして、作られた熊切監督の映画「鬼畜大宴会」の
制作手伝いをしていたそうな。
その時は、自分が学生運動時代の映画を撮ろうとは思わなかったからただ、スタッフとして作品に参加したけど、今回は
とことんこの時代について、調べ上げこだわったそう。

素晴らしい才能の映画人として、また同郷としても山下敦弘監督を応援し続けます。山下.jpg

おいしい映画祭

アーカイブ