ノルウェイの森・松山ケンイチとトラン・アン・ユン監督

あの村上春樹のノルウェイの森がついに映画になりました。

ヴェトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督がメガホンをとり、
主人公のワタナベを松山ケンイチが演じた。
林原.jpg
今日は、トラン・アン・ユン監督と松山ケンイチさんのインタビュー。
そして夜は舞台挨拶の司会でした。
取材中もニコニコ、うれしそうな監督。
松山さんは、この映画によって人間的にも成長したことを熱く語ってくれた。
あいかわらず、礼儀正しくて気持ちいい人です。
松山さんは、撮影中監督のことを「トラン」と呼んでいたそう。
日本の監督なら絶対に名前で呼べないけど、
きさくに名前で呼べたと。
まぁこれにはワケがあって「トランさん」といようとしたら
さんを付け忘れたらしいのですが・・
監督は、とてもユニークな人で、
舞台挨拶のご挨拶の時、「さきほど松山くんと偶然であったのでここにきました」とか
うなぎのお味をきいたら「先ほどうなぎを釣って食べた」とか
面白発言連発。いや〜意外でしたね。
わたし、監督の映画が大好きなんです。
取材の時も開口一番「ファン」と言うことを告げた。
青いパパイヤ〜シクロ〜夏至
をみてヴェトナムに3回も訪れ、
シクロの女優さんが着ていたアオザイも5枚持ってます。
あの女優は監督の奥様。
ホーチミン、ハノイ、フエ。懐かしい思いでです。
登場人物に寄り添うような美しい映像。撮影監督はリー・ピンピン。
夏至から監督とはお仕事しています。
そうそう、監督に松山さんらとのコミュニケーションについて話を聞いたところ
言語は違うけど、目指すところは一緒だから通訳を通じてよく話をしたと。
そして少したって、監督の映画には食事のシーンが多いことを聞いたあと
コミュニケーションのことでもう一つよいですか?と自ら
お話しをし始めた。
「ぼくは本当は日本語がわかるんだよ。ちょっと披露しようか?」
といい、
何を言うかとおもったら「しいたけはキノコです」と得意げに日本語を話してくれた。
これは、松山さんも、スタッフも、通訳さんも初めて聞いたらしく
大爆笑!!
わたしもお腹がいたくなるくらい笑った。
松山さんもこんなの初めて。まだまだ監督は深いと笑ってました。
しかしなぜ、しいたけはキノコ??
後にスタッフにきいたら
食事のシーンの話をわたしがふったので、
鍋を食べたときのことを思い出したのでは?という結果になりました。
あ〜面白かった。
フランス語、ビートルズの曲、監督の優しさ、松山さんの実直さ。
なんだかとっても雰囲気のよい舞台挨拶でしたよ。わたしもすごくリラックスした。
12月11日〜公開
一生かけて人を愛すること・・・みなさんは映画を通じて、ワタナベを通じて大恋愛を追体験することでしょう。
*写真右側は東宝の宣伝マン林原さん
監督らの写真をとるのをわすれたのでダミーになっていただきました(笑)
題してトラン・アン・リンさん?!

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