70年後半から80年前半はほんとにヘンテコだけどむしろ見たく
なる時代劇が多く作られていたのです。
いまでいう時代劇にイケメン投入とSFテイストで若い人への時代
劇ファンを獲得するという戦略だったのかな。角川商法とも言われ
た角川映画のメディアミックス商法が行なわれた頃でもあり、
でSFブームの渦中。なんでもミックスしたおかしな時代劇映画が
いっぱい。
ちなみに83年の「里見八犬伝」からわたしは真田広之に夢中にな
りはじめジャパンアクションクラブにファンレターをおくったこと
があります。えへへ。
宇宙からのメッセージ MESSAGE
FROM SPACE(1978年、東映)
宇宙からのメッセージ・銀河大戦 劇場版(1978年、東映)
上記は完全にスター・ウォーズの模倣。
ですが・・敵の要塞のトンネルだったかな、洞窟かなぁそこを宇宙
暴走族シローたちが通過するシーンは、本家の83年公開スター・
ウォーズエピソード6で似たようなシーンが出てくるということ
は、逆に真似されたのでしょうか。
でもスター・ウォーズは隠し砦の三悪人からのアイディアですよね。
さらに日本で模倣して、こんどはそれを真似する?!
まわりまわって逆輸入の輸出というのかしら。
真田幸村の謀略(1979年、東映)
猿飛佐助が金髪のリーゼント。しかもそれが宇宙人!さらに名古屋城に隕石が落ちて大混乱になるそうな。それゃ混乱するだろ。
真田幸村が大阪で家康の首をとったとか時代考証もむちゃくちゃ!
でもこーいうのが面白いのです。うふふ。たのしみだわ~
戦国自衛隊(1979年、東宝)もみた
千葉真一演出のアクションということなので、ご自身サニーはとにかくカッコイイ。サニーのためのサニー映画か?!
哀愁ただようジョー山中の挿入歌の使い方が角川映画らしいなとおもい
ました。さらに角川&東映といえば濡れ場シーン!特にいまや助演で
個性的なおばちゃん役と言えばこのひと、絵沢萠子が夜這いした自衛官
たちのお相手をするのです。絵沢さん大胆にもおっぱいぽろんとだして
ます。仲間割れして苦悩する男たちのドラマはタイムスリップしたことを
わすれそうなくらい、ドラマに力を入れているような気がします(笑)。
俯瞰の広い絵が多く、それはスケール感があってよかったな。
千葉真一が、愛弟子の出番をきちんと作ってくれたのも広之ファンとして
は大満足。あ、そういえば角川デビューしたばかりの薬師丸ひろ子が
少年として登場。あっという間に死ぬけどw
草刈正雄が一瞬登場しますが、物語にはなんも関係ないと思います・・w