本日は、「告白」の中島監督のインタビューでした。
「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」の中島監督の新境地。
上記3本のイメージでみたらとんでもないです。
何を聞こうか、先週から悩みましたが
そして、映像の中で気になる演出などもいっぱい聞いた
モノトーンに近い色合いにときおり差し込まれた青い空と雲
外のシーンのミラー越しの絵
スローモーションの意図
冒頭の物語のキモとなる独白のシーンのエピソード
衝撃的な小説をさらに唖然とさせるような映像にする脚本
質問攻め。
それでも全てのシーンに意図とこだわりがある監督は、どんなことでもきちんと丁寧に答えてくれた。
以前お会いしたときは、もっと威圧感があったけど
今回はなかった。むしろとても優しかった。
監督もこの映画を撮り終えて
ホッとしたのだろうか。
この映画。
なんど考えてもやっぱり答えは出ません。
それでいいのです。
完成披露のあと見た人たちがこのままでは帰りたくないと
30人ぐらいで、飲みに行って告白について語り合った。
不安な気持ちにさせる映画ってそうそうないでしょ。
だからかえりたくなかったんですよ、みんな。
37人の13歳もほとんど演技経験のない子供たち。
ものすっごいエネルギーでぶつかってます。
でもR15なので、映画に出ているのに彼らは見ることが出来ません。
2年後、見たときに彼らはどうおもうのでしょうか。
もちろん松さんの演技はすごい。
静かな演技が恐すぎる。
松さん、今年もきっとたくさんの賞をとると思います。
もう、おめでとうございますと言っておこうかな。
6月5日衝撃のロードショー。