Ola-!どうも!
映画ナビゲーターのヴィトルです。
毎週水曜日は東海ラジオ
『OH! MY CHANNEL!』の番組内で最新の映画を紹介しています。
今回は自分の望む性別を生きられない7歳の少女と彼女を支える家族を映したドキュメンタリー『リトル・ガール』を紹介しました。
「物語」
フランス北部の田舎にに住む少女・サシャ。出生時、彼女に割り当てられた性別は“男性”だったが、2歳を過ぎた頃から自分は女の子であると訴えてきた。
しかし、学校へスカートを穿いて通うことは認められず、バレエ教室では男の子の衣装を着せられる。
男子からは「女っぽい」と言われ、女子からは「男のくせに」と疎外され、社会はサシャを他の子どもと同じように扱わない。
そんな彼女を支える母・カリーヌは、サシャの個性を受け入れさせるために奔走し、学校や周囲へ働きかけるのだが…。
自分が望む性別を生きられない7歳の少女と彼女を支える家族を映したドキュメンタリー作品。
ナレーションは一切無く、淡々と進んでいくストーリーのお陰でドキュメンタリーを観ているというより一つの映画を観ている気分になれますし、1人の少女の”幸せな一生”が掛かっているので親身になって観られます。
ただ女の子として認めてるもらいたいという”あたりまえの願い”なのにそうさせてくれない世間の目や世の中の仕組みに対し子どもの自由と幸せを願い戦う家族と自分らしく生きるために努力するサシャの姿に感動しましたし、もし幼少期からトランスジェンダーに目覚めたらどう生きていけばいいのか⁇を丁寧に描かれている。
ただ性別を選べなかっただけなのに7歳の少女が抱えるには辛すぎる現実に怒りと悲しみを覚えると共にもっとたくさんの人がこの作品を観て寛容な人が増えてくれたら良いなと思える作品でした。
『リトル・ガール』は現在公開中です。
東海地区では、伏見ミリオン座で公開されています。
また、刈谷日劇・三重の伊勢新富座は近日公開となっています。
詳しくは『 リトル・ガール 』の HP をご覧ください!
それでは。
また来週〜
チャオチャオ〜
2020年製作/85分/G/フランス 原題:Petite fille 配給:サンリスフィルム https://senlisfilms.jp/littlegirl/ (C)AGAT FILMS & CIE - ARTE France - Final Cut For real - 2020
ヴィトル
広告、雑誌、コマーシャルモデルとして東海地区を中心に活動をはじめ、2009年から中京テレビ『ラッキー!!』でテレビデビューし、タ レント、リポーター、また、映画好きが高じて日本の俳優、ジョニーデップ、クリスプラットなどハリウッドス ターなど映画インタビュアーとして活動の場を広げる。イベントは、バブルラン 、ウォーリーラン、ミニオンズランなどランフェ スのMCをきっかけにDJとしてもデビュー。昨年は「あいちトリエンナーレ」にも参加。
現在のレギュラーは、東海ラジオ 12:25-『OH! MY CHANNEL』内で毎週水曜日映画紹介を担当。