今日は、2年半ぶりにスクリーンに復帰した柳楽優弥さんにインタビューです。
映画は「すべては海になる」
恋愛を繰り返しながらも本当の愛を見つけられずにいる書店で働く27歳の女性・夏樹と、崩壊寸前の家庭で必死に生きる17歳の高校生・光治。本を支えに生きる2人の様子を描いた作品です。
柳楽君は「誰も知らない」の時ににお会いした以来かな。
まだ、取材慣れしていなくて初々しかったなぁ〜、舞台挨拶では是枝監督がお父さんのようにフォローしていていましたが、なんでも素直に答えちゃうんです。いい意味でちょっと不器用な俳優さんなのかなと思いました。
本作ではサトエリさん演じる夏樹はすごく器用そうでいて、不器用さを持ち合わせた女性。
もう一人の主人公光治は崩壊した家族を自分だけで立て直そうと必死でバランスをとって生きている。
この映画をみると、みんな、色々な意味で不器用に生きてるんだよな・・・って思いました。
まわりから、器用に生きていると思われていますがそんな私も、器用ではありません。
常にジタバタしているもん。
なんだろ、この映画は本当に自然に私のなかにスゥーと入ってきた。
こういうことって自分にもあるある!って感情だったり発せられる言葉がいいんです。
器用に生きていくだけが良いわけでもないし、社会に出ていると器用にしなくちゃいけないこともある・・・みんな、同じことを思って悩みながら生きているんですよと優しく教えてくれるような映画です。