映画『君が世界のはじまり』
ふくだももこ監督インタビュー
7月31日(金)公開の映画『君が世界のはじまり』は、ふくだももこ監督の短編小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を再構築し、一本の映画にした作品。
ふくだ監督にとっての「特別な」物語」を託した脚本家は、「リンダリンダリンダ」「もとりあむタマ子」などその時代に傑出する話題作を手がけてきた鬼才・向井康介。
主演は、ふくだ監督とは「おいしい家族」と二度目のタッグとなる松本穂香。魂を焦がすような、ヒリヒリする青春映画がの傑作が誕生しました。
今回は、オンライ舞台挨拶の合間にリモートで、インタビューさせていただきました。インタビュアーは本サイトの管理人(仮)のシネマパーソナリティの松岡ひとみ。
2015年、若手映像作家育成プロジェクトndjcの短編映画「父の結婚」を鑑賞して以来、一人のファンとして新作を楽しみにしていました。今回リモートで初顔合わせ。とびきりの笑顔で様々な質問に答えてくださいました。お忙しい中、インタビューに応じていただきありがとうございました。松岡、ちょっと興奮気味です(笑)
それではお楽しみください。
ふくだももこ監督インタビュー
あらすじ
大阪の端っこのとある町。深夜の住宅地で事件は起きた。中年の男が殺害され、犯人は高校生だった。
この町の高校2年生のえん(松本穂香)は、彼氏をコロコロ変える天真爛漫な親友の琴子(中田青渚)と退屈な日々を送っていたが、琴子がサッカー部のナリヒラ(小室ぺい)に一目惚れをする。同じ高校に通う純(片山友希)は、母が家を出ていったことを無視し続ける父親(古舘寛治)に腹を立てていた。純は、閉店しそうなショッピングモールでブルーハーツを聴きながら屋上の駐車場を歩いている車の中でキスをする男女に目を奪われてしまう。車から降りてきたのは東京から転校してきた同級生の伊尾(金子大地)だった。
ある日、偶然ナリヒラの秘密を知るえん。急接近した二人を見て見ぬふりをする琴子。琴子に思いを寄せる、サッカー部キャプテンの岡田(甲斐翔真)。思いの捌け口を見つけられない純。田舎に閉じ込められた自分と義母を重ねる伊尾。変わらない町―。そんなある朝、父親殺しの犯人が逮捕され……。郊外の気怠い空気とそれぞれの感情が混じり合い、物語は疾走していく。
キャスト
松本穂香 中田青渚 片山友希 金子大地 甲斐翔真 小室ぺい 板橋駿谷 山中 崇 正木佐和 森下能幸 江口のりこ 古舘寛治
原作・監督
ふくだももこ 『えん』『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』
脚本:向井康介
企画制作:オフィス・シロウズ
配給:バンダイナムコアーツ
製作:『君が世界のはじまり』製作委員会 バンダイナムコアーツ アミューズ オフィス・シロウズ
©2020『君が世界のはじまり』製作委員会