こんな映画みたことないです。
三谷作品のなかでダントツに面白い。
どうしよ、面白いとしか書けない。
三谷幸喜監督4作目
ザ・マジックアワーhttp://www.magic-hour.jp/index.html
えっと、なにから説明すればいいんだろ。
まず、映画を愛する三谷さんの想いがぎっしり詰まっている。
3分ほどの劇中映画も3本も登場し、名作へのオマージュたっぷり。
今回は、メインキャストのほとんどの俳優がいままであまり演じていなかったキャラを演じていることも新鮮です。
とくに、佐藤浩市[E:happy02]
売れない3流役者村田大樹を演じているのですが、
お茶目で間抜けで、映画バカで・・・トップスターが3流役者を演じ、さらに
暗黒街での殺し屋を演じるという難役。これが、すばらしいぃのだ[E:heart02]
本作は映画についての映画でもありますので、約3分の短編劇中映画がいくつか登場。その劇中映画の銀幕スター役を、中井貴一、唐沢寿明、
鈴木京香、天海祐希、谷原章介など監督ゆかりの豪華俳優が演じています。最長でも出番は3分という“ちょい役”のために、主役級の役者が
勢ぞろい。三谷監督の人望だからこそ、成せた技。
天海祐希がヒロインを演じているらしい劇中劇「黒い101人の女」は、市川崑監督の「黒い10人の女」のパロディ。私の大好きな日本映画です。
その監督役はもちろん市川監督。昨年92歳で他界した監督の最後の出演作品です。市川監督のカ〜〜〜〜〜ットが聞ける貴重な作品でもあるのです!
さらに監督はチームの長だけど、映画を支えているのは現場の人たちという、
縁の下の力持ちさんたちの職人技もしっかり描かれているのもよかった。
一緒に鑑賞した昔からお世話になっているイベントの舞台監督
Sさんは、イベントも舞台も映画とおなじなんだよ、撤収がつらいんだ・・と感慨深く見入ってました。
今回、舞台となる架空の街をまるごと作っています。美術は種田陽平。
エンディングでは組み立てから完成までを早送りで見ることができるんだよ。
なんか、わかりにくい説明になっちゃた。
1カットたりとも目が離せない、オリジナルノンストップコメディ「ザ・マジックアワー」は、
上半期邦画コメディ部門一位[E:shine]に躍り出ました。
あんなに大笑いしたのは久しぶりだった。
試写会場で大声だして笑ってしまったけどわたし、うるさくなかった?
迷惑じゃなかったかな。
ちなみに洋画はコメディNO1はJUNO
です。