10月11日から14日のアーラ映画祭、今年もたくさんのお客様が来場されました。
13日は原恵一監督のトークショーとーシネマカフェ。
映画は「はじまりにの道」
木下恵介監督が陸軍という映画を撮ったあと松竹をやめ、戦時中兄と病気の母を疎開をするために
リヤカーを引いて山を越えた3日間を描いたもの。
その後は、また松竹にもどり数々の名作を生み出します。
原監督は、クレヨンしんちゃんシリーズや河童のクウなどのアニメーション監督ですが、
今回はじめて実写に挑戦されました。
キャンペーン時には、便利屋役の濱田岳さんや原監督に取材をしましたが、
公開も終わったこともあり、公開前の宣伝キャンペーンと違いリラックスした
原監督の話が聞けました。
映画祭ならですね。
朝日を拝むシーンは夕日で撮ったとか、
秋に真夏のシーンだったから寒かったことなど、
アニメではCGでなんとかなるが、実写で悩まされたことなど話され聞き手としても勉強になりました。
監督は以前からひとり木下恵介キャンペーンを行っていたほどの木下恵介ファン。
映画のラストには名作ダイジェストがながれますが、
どの作品にするか死ぬほど考えたそう。
お客様も木下恵介ファンが多く、いろんな質問が飛び交いました。
時間が少なくてごめんなさいね。
次の日は大林宣彦監督。大御所!
長岡を舞台にしたファンタジー風でもあり、ドキュメンタリーでもあり、アニメーションでもある
どのジャンルにも属さない作品。
長岡花火は有名ですが、
戦争を忘れない、亡くなった方を偲ぶ花火だったんです。
監督のお話は30分では足りません(笑)
お元気の秘訣は、と聞くと笑顔で、
「映画を作ること」とお答えくださいました。
スタッフを含め映画を愛する方とともに過ごした二日間。
思い出に残る
時間をありがとうございました。
アーラ映画祭、ずっと続いて欲しいです。