「岐阜は第二の故郷」とぐんぴぃ「スガキヤ」ネタで大盛り上がり
岐阜県関市を舞台にした映画『怪獣ヤロウ!』の先行公開記念舞台挨拶が24日、岐阜CINEXほかで行われ、主演のぐんぴぃさん、菅井友香さん、八木順一朗 監督が揃って登壇。とっておきの裏話を披露し会場を盛り上げました。
本作は、市長の命題でご当地映画を撮ることになった市職員の奮闘と暴走を描いた異色のご当地ムービー。主演のぐんぴぃさんは、ひょんなことから「怪獣愛」を爆発させる市職員・山田一郎を熱演しています。
地元で撮影された映画ということで、各劇場で熱烈な歓迎を受けた3人、ぐんぴぃさんは「岐阜は第二の故郷」と笑顔を浮かべると「八木監督は、岐阜に怪獣をよびたくてこの映画を撮ったみたいなんです。だから、監督の実体験もこの映画には入っています」と裏話を明かしました。
映画では、清水ミチコさん扮する市長の秘書を演じた菅井さんは、撮影で初めて岐阜を訪れたそう。「関市での撮影が本当に毎日楽しくて。長良川がとてもキレイに見えて心地よく、地元の子どもたちと触れ合う時間も幸せでした!」と岐阜の印象を語りました。
菅井さんは、撮影中に栗きんとんのおいしさに目覚めたことを披露。「撮影中に差し入れでいただいた栗きんとんがすごく美味しくて、撮影のお休みの日に、実際にその和菓子屋さんに行って、家族に送りました。」と笑顔で語りました。
目次
スガキヤラーメンフォークにぐんぴぃが…
グルメネタでは「スガキヤ」の話で盛り上がったぐんぴぃさん。「僕は福岡出身で、スガキヤのラーメンを食べたことなかったんですけど、みんなにすすめられて食べました。五目ごはんが美味しかったです」とコメント。
さらに、話題はラーメンフォークの話に。「あれは誰も疑問を持たないのですか?」と独特な形状のフォークについて言及すると、八木監督も「僕もいまだに使い方が分からなくって」と共感。
ぐんぴぃさんが「先が割れていてフォークみたいなんだけど、フォークの割には悪魔が持ってそうな(三又槍)より短いんですよ。だからラーメンをクルクルするには心もとないという…菅井さんもね行きましょう。これはやっておかないと!」と菅井さんを誘うと、菅井さんも「行ってみたーい」と興味津々の様子でした。
ちなみに「スガキヤ」のラーメンフォークは、スープを飲むためのスプーンと、麺を食べるためのフォークが合体したもので、当時の創業者が考案したものです。
撮影現場は和気あいあい
お互いの印象を聞かれたぐんぴぃさんと菅井さん。ぐんぴぃさんは菅井さんの印象を「芸能人だからなんか裏があるに違いないって思ってたんですけど、本当にこのまんま。裏表がなく、自然体で素敵な人」と語り、菅井さんはぐんぴぃさんを「優しくて、ご飯をたくさん美味しそうに食べる姿に元気をもらっていました!」とコメント。
八木監督は、現場の雰囲気について「アットホームで、出演者同士のコミュニケーションが活発でした」と振り返りました。
ぐんぴぃ役づくり「人間が憎い!」と怪獣に寄り添う
ぐんぴぃさんのクランクインは、なんと怪獣として登場するシーンからのスタートだったそう。「難しすぎるダロ!とは思いましたけど、人間が憎い、環境破壊許さない…と気持ちの面から役作りをしていきました」と楽しんだ様子を見せました。
菅井さんも「私も今回…いろんな挑戦をさせていただいて、忘れられない経験になりました」と振り返りました。
誰も見たことがない未体験の映像ができた!
八木監督は「新作映画というのは、今まで誰も見たことがない新しい映像を届けることだと思っています。菅井さんのあの姿、そしてぐんぴぃさんの大暴れ映像は、誰も見たことがない未体験の映像だと思います。ぜひ末永くこの作品を愛していただければと思います。」と作品への熱い想いを語りました。
ぐんぴぃさんは好きなシーンを問われ「僕は最初のシーンが好きです」とコメント。「中学生の僕が、映画を撮って笑われたっていうシーンなんですが、あれは八木監督の実体験なんですよね。」
八木監督も「はい。実際に僕が中学生の時に映画を作って、笑われたことがあります。」と認め、会場の笑いを誘いました。
菅井さんが「クランクアップの時に監督が涙ぐまれているのを見て、ぐんぴぃさん演じる山田と八木監督が重なって見えて、山田は監督なんだなって思いました」と言うと、八木監督も「菅井さんに撮影すごく楽しかったです!っておっしゃった時に、吉田さんに言ってもらってるような気がして嬉しくなってしまいました。」とコメント。
好きなことを貫くパワーを!
最後に菅井さんが「この作品は、好きなことを貫くことや自分らしく生きることのパワーがギュッと詰まっている。ぜひ『怪獣ヤロウ!』を見て、『今日もやってやろう!』と思っていただけたら嬉しいです。」と結ぶと、ぐんぴぃさんも感心しきりでした。
映画『怪獣ヤロウ!』は、岐阜で先行公開中!そして31日からは、全国上映を迎えます。映画「怪獣ヤロウ!」を観て、熱い気持ちをチャージしてみては?
取材・文 にしおあおい(シネマピープルプレス編集部)
作品紹介
【ストーリー】岐阜県関市。市役所の観光課に務める山田一郎はある日、市長から〝ご当地映画〟の製作を命じられる。しかしどこにでもある〝凡庸なご当地映画〟に疑念を持った山田は、かねてからの夢だった〈怪獣映画〉の製作を思いつく!ダメな自分を変えるため!パッとしない故郷を変えるため!怪獣で、全部をぶっ壊す!!しかしその想いは、市政を巻き込んだ大事件へと発展していく…。
果たして山田は、夢だった〈怪獣映画〉を完成させることができるのか!?
映画タイトル:怪獣ヤロウ! 監督・脚本:八木順一朗 製作総指揮:太田光代 音楽:ゲイリー芦屋 特技監修:中川和博 撮影:柴田晃宏 美術:田中真也 特撮/小道具:武富洸斗 出演:ぐんぴぃ 菅井友香 手塚とおる 三戸なつめ 平山浩行 田中要次 麿赤兒 清水ミチコ 配給:彩プロ 2024年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/80分 公式サイト: https://www.kaijuyaro.com/ X(旧Twitter):@kaiju_yaro Instagram:@kaiju_yaro ©チーム「怪獣ヤロウ!」