本広克行監督、亀山千広プロデューサー当時の秘話明かす『踊る大捜査線 THE MOVIE』上映会

『踊る大捜査線 THE MOVIE』本広克行監督、亀山千広プロデューサー コメンタリートークつき上映

【2024年6月29日更新】

6月29日(土)【月イチ35㎜フィルム上映 × 松岡ひとみのシネマコネクションVOL.61】が開催
映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』本広克行監督&亀山千広プロデューサーが当時の秘話を明かしました

織田裕二演じる脱サラした刑事・青島俊作が、理想と現実のギャップに戸惑いながらもまっすぐに事件に向き合う姿が多くの人の共感を呼び人気シリーズへと成長したテレビドラマ「踊る大捜査線」の劇場版第一作『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998)の35ミリフィルム上映イベントが、6月29日、名古屋・ミッドランドスクエア シネマで行われ、本広克行監督と亀山千広プロデューサーが揃って登壇。会場に集まったファンらと一緒に作品を観ながら、当時の撮影を振り返り秘話や裏話を明かしました。

連続テレビドラマ「踊る大捜査線」(1997年放送)は、織田裕二演じる刑事・青島俊作を主人公に、柳葉敏郎演じる本庁キャリア組の室井慎次をはじめ、深津絵里、水野美紀、いかりや長介らが扮する個性豊かで魅力的なキャラクターが多数登場。警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描いたドラマは、当時社会的なブームを起こしました。

今回上映された『踊る大捜査線 THE MOVIE』は、興行収入101億、観客動員数700万人という当時としては驚異的なヒットを飛ばし、続編の『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)も、173.5億、歴代興行収入では10位を記録。公開から20年以上経ったいまも、いまだ実写邦画歴代1位の記録は破られておらず、スピンオフも含め劇場版シリーズ6本の累計興行収入は487億超えと、まさに伝説的なシリーズになっています。

そして、先日、シリーズ最新作となる『室井慎次 敗れざる者』が10月11日(金)に、『室井慎次 生き続ける者』が11月15日(金)に二部作で公開されることが発表。ネットを中心に新作公開への期待が盛り上がっている中での上映ということもあり、終始笑いが絶えない楽しい上映会となりました。

晩秋から冬の設定なのに…撮っていたのは…

撮影当時33歳だったと明かす本広克行監督。「当時の監督にはキレがあった」と亀山千広プロデューサー(以降 亀山P)。主人公の青島を演じる織田裕二さんは、撮影当時30歳。恩田すみれ役の深津絵里さんは、ドラマの撮影時、本来刑事にはなれない年齢だったことから、少し年上の設定で演じていたそう。逆に、室井慎次役の柳葉敏郎さんは、若い管理官にしたかったので実年齢より年下の役を演じているそうです。

また、物語の舞台は晩秋から冬の設定ですが、撮影が行われたのは、猛烈な暑さ感じる夏。室井はカシミアのコートを、青島はモスグリーンのモッズコートを羽織り、走り回って撮影していたそうです。本広監督曰く「よく見ると汗でてますから…」とのこと。

和久さんこと和久平八郎を演じたいかりや長介さんからは「お前ら季節感ないのか!」と怒られたのだとか。

当時、舞台と映画の撮影が重なっていた、いかりやさん。「本当だったら、織田くんといかりやさんには一緒に動いてもらいたいんですけど、ほとんど一緒に捜査するシーンないんですね。それで、和久さん(いかりや)は単独行動をして…」と有名なシーンが生まれた裏話を亀山Pが明かします。

そして、本広監督がすみれ役の深津さんに言及「芝居がね、全然違いますよね。綺麗なんですよ。スタッフが全員すみれちゃんのファンになってるんですよ。その画(絵)を今日は僕がしっかり解説するので…」と嬉しそうに語ると、亀山Pも「すみれちゃんを観に来たと言っても過言じゃないですね!」と笑顔を見せました。

実は、ここまでは生コメンタリー上映の前説トーク(動画には上映後トークも)。ここからは、映画を観ながらのコメンタリートークへと突入するのですが、せっかくなので秋公開の新作を楽しむためのチェックポイントも含め、後日掲載。

とはいえ、ネタバレしかない 記事になる予定ですので、ぜひ配信中のFODやDVDで観ながら、裏話を楽しんでいただければ幸いです。

そして私も映画館で観たいという愛知県近郊の方、ミッドランドスクエア シネマでは【月イチ35mmフィルム上映】『踊る大捜査線 THE MOVIE』が7月4日(木)までの1週間行われていますので、ぜひこの機会をお見逃しなく。これを執筆している筆者も配信で観たあと映画館で観たのですが、配信だと少し暗いなーと思ってたシーンもバッチリ楽しめたのと、やっぱり奥の奥、何気なく登場するキャラクターたちの細かい芝居はスクリーンのほうが絶対楽しめます。
【チケット料金】一般・シニア1,100円、学生・小人500円、障がい者割引1,000円

コメンタリー記事公開は Coming soon…お楽しみに。

松岡ひとみのシネマコネクションVOL.61
『踊る大捜査線 THE MOVIE』本広克行監督コメンタリートーク付き上映会 上映は終了しました

【実施日】
2024年 6月29日(土)

【時間】
10:50の回

【内容】
コメンタリートーク付上映
※上映中に本広克行監督がシーンの解説を行います
上映前後にはトークイベントも実施(10分程度)

【会場】
ミッドランドスクエアシネマ(名古屋駅前 ミッドランドスクエア商業棟5階)

【チケット料金】
1,500円均一
※プレミアムシートは別途800円頂戴します。
※ムビチケ・各種引換券・各種クーポンはご利用できません。
※株主優待券・各種招待券はご使用いただけます。

【チケット販売方法】
【PC・スマートフォン】6月22日(土) AM 0:00(=6月21日(金)24:00)より販売開始
【劇場窓口】6月22日(土) 劇場オープンより販売開始

※インターネットでご購入の場合は、クレジット決済またはキャリア決済のみの
お支払いとなります。
(インターネットでのご購入には現金でお支払いできません。)
※AM2:00~AM6:00の間は、システムメンテナンスのため、PC・スマートフォン販売は
休止します。
※インターネットでご購入の場合は、ご購入後、購入確認メールが配信されます。
ドメイン指定受信、アドレス指定受信を設定されている方は、お手数ですが購入前に
設定の変更をお願いします。
ドメイン指定受信の場合: @online-midland-sq-cinema.jp
アドレス指定受信の場合:ticket@online-midland-sq-cinema

★【月イチ35㎜フィルム上映】「踊る大捜査線 THE MOVIE」(1998年公開)

◎上映期間
2024/6/28(金)~7/4(木)

◎チケット料金 ※6/29(土)コメンタリー上映以外
一般 1,100円 / 学生・小人 500円
※プレミアムシートは別途800円頂戴します。
※特別上映につき、各種招待券・株主優待券・各種クーポンはご使用できません。

 

トップページに戻る