ゆーと。のピースオブシネマVol.36『フィリピンパブ嬢の社会学』公開中

近い存在なのに、まるで違う価値観に唖然。

こんにちは!ご無沙汰しております!
受験や色々バタバタで映画は観ていたのですが、約半年ぶりの掲載になります!

ゆーと
ゆーと
優斗です!

今月の映画「フィリピンパブ嬢の社会学」

今回は、愛知県が舞台になった作品『フィリピンパブ嬢の社会学』の感想&刈谷日劇で行われた舞台挨拶のレポートです!
“社会学”というタイトルが付いていますが全然難解ではなく、楽しく観れる作品でした。

冴えない大学院生がフィリピンパブ嬢に恋をし、色々な柵を乗り越えていく王道と言ってしまう事もできるラブストーリーなのですが実話ベースなので、ここ最近観た作品の中でトップクラスにヒヤヒヤ目を疑うものがありました。

ところで、皆さんの周りにはフィリピンの方や、外国の方はいらっしゃいますか?
たまたまなのですが、僕の住んでいる地域には外国ルーツの方が割といらっしゃて、小学校だと学年に10人前後くらい外国人の子達がいたのを思い出しました。
僕はなぜか外国人の子達と物凄く気が合って、中学校くらいまではそういう子達としか遊んでいなかったです。
今でも僕の親友の過半数はフィリピン人です。ついこの間もそいつの家に泊まりにいって、ご家族の皆さん総出で大歓迎してもらいました。

近しい存在

そんな経験もあって、何かとご縁もある近しい存在なので、他の人たちよりは彼らの生活や強いられている色々な苦労を知っているつもりではあったのですが、まだまだ知らない(見えていない)世界もあるのだと感じました。
なんだか気づかない間に、どこかで日本で働いている外国の方々に”かわいそう”みたいな目を無意識に向けていませんか?
今回、舞台挨拶で出演者のBelleさんにもお会いしてわかりましたが、僕の周りの外国人はみんな(良い意味で)必要以上に明るくて元気が満ち満ちていて、みんな笑顔に満ち満ちているんですよね。
一人一人にしっかりと芯があって力強く生きていらっしゃるのが強く印象に残り、こちらまで自然とパワーとエネルギーをもらえます。
今回の舞台挨拶のもう一人のゲストのタレントでブラジルにルーツを持つヴィトル君からも、日本で苦労した話などのトークで非常に深いお話が聴けて、普段我々が考えていなかった様な価値観を知れたり、外国の方にしか分からない苦労話やダジャレで盛り上がりました。ヴィトル君は日本に来たばかりの時はたこ焼きの上の鰹節を生き物だと思っていたらしいです。笑
可愛いですね。

ヒロインのミカさんは、偽装結婚をして日本人との配偶者ビザで日本にやって来た事もあり、そこでまた色々な裏社会の人たちとも色々あるのですが、、、
作品の中でも、実際に接する彼らも、どんな過酷な状況でも『なんとかなる、死にはしない』『楽しく生きていこう!』とする姿が徹底的に描かれ、垣間見れます。我々の方が学ぶべきことが多い内容になっています。

たくさんの愛が詰まっていて、元気をもらえる作品です。
フィリピン行ってみたい!!!

では、また次回!!!

 

作品紹介

大学院生の中島翔太は、同世代の在日フィリピン女性の生活を研究対象にすることに。少ないバイト代をやりくりし、フィリピンパブに通う中、フィリピン人の女性ミカに出会う。ミカは月給6万円で休みは月2回だけという過酷な環境で働いていた。そんな中、互いに惹かれ合ったふたりは、交際を始めるが、ふたりの間にはいくつもの壁が…。彼女を想う気持ちが強まる中、ミカはフィリピンの両親のもとに翔太を連れて行く。

タイトル『フィリピンパブ嬢の社会学』 
監督:白羽弥仁 
原作:中島弘象『フィリピンパブ嬢の社会学』(新潮新書) 
出演:前田航基 一宮レイゼル 
ステファニー・アリアン 田中美里 
津田寛治 飯島珠奈 仁科貴 
浦浜アリサ 近藤芳正 勝野洋 
配給:キョウタス 
©︎2023「フィリピンパブ嬢の社会学」製作委員会
■公式サイト : https://mabuhay.jp/
■公式 twitter :@movie_Phili_pub

ゆーと。

高校三年生

映画観賞:年間200本

将来は映像監督めざしています!初の短編映画製作しました。Twitter @yutomiyake

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