本作は、夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちの姿を見つめ直し、共に成長していく夫婦のきずなを描いた感動のラブストーリー。細川貂々のベストセラーコミックエッセイを、『半落ち』の佐々部清監督が映画化。
大河ドラマ「篤姫」でも夫婦を演じた宮崎あおいと堺雅人が、互いを思いやろうとする主人公夫婦を絶妙なコンビネーションで演じています。シリアスな題材でありながら、ハートウオーミングな感動を与えてくれる一作。わたしは夫婦の愛の深さに何度も涙してしまいました。
月曜日に完成披露舞台挨拶がありまして、佐々部監督が来名。
ひさしぶりの再会にちょっとわたしはドキドキ。
甲高い声で「ひとみちゃん〜」て呼んでくれると佐々部モードにスイッチが入るのだ。
主演のお二人ともう1人の主役(夫婦が飼っているイグアナ)イグちゃんのぬいぐるみを持って登場したら、客席内がふわ〜と柔らかな雰囲気に。
この映画は、鬱病というデリケートな題材を扱ってはいますが、
その病気のおかげで、いままで見えなかったこと、出来なかったことが夫婦間で見えてきて
2人が一緒に成長していく愛情いっぱいの物語なのです。
たとえば、宮﨑あおい演じるハルさんは、ネガティブ思考でいつもダラダラ
いっぽうおツレさんは、几帳面で責任感の強い仕事人間。
もちろんそれでも2人の関係はうまくいっていたのですが、さらにツレがうつになったことで、
ハルさんは、ポジティブ思考になり包容力も出てきます。
ツレさんは自分のために生きることに目覚めます。人に気を遣ってばかりいたツレさん。
このストレス社会に生きていくのはホントに辛い。
私もこの夏、体調不良でプチウツになりました。
でも人間の体ってすごいとおもう。「ひとさん、ちょっとがんばりすぎだよー」ってサインをくれたから。だから労ってあげることにしました。
そんな状態だったからか、ツレウツは、ほんとに身に染みたな。
泣けて、笑えて、すかっとして。後味バツグンなのです。
完成披露が終わったと会場からはスタンディングオベーション並の拍手がわいたそうです。
エンドロールでもほとんど誰も立つこともなく。
一般とマスコミがまじっての完成披露で拍手がわくのは珍しいことなんです。
その話を聞いたときは胸がジーンと熱くなりました。
監督とは「チルソクの夏」からのおつきあい。取材はもちろん、朝までよく飲んで、
業界裏ネタ聞いて、いろいろ勉強させてくれた監督です。
「半落ち」でアカデミー賞監督になり、その後もまったく変わることなく
私たちに接してくれんですよ。
試写会の夜は、久々に名古屋の佐々部組が集合。
新しい組合員と(笑)10人ほどで監督の好きな今池「味仙」へ。
楽しくて楽しくてこのまま朝がこなきゃいいのにとおもったくらい。
その後カラオケボックスでは、ほぼ監督が仕切ってましたw
「助監督時代がながいからね〜、ついつい体が動いちゃうんだよ」
いい人〜!
監督のインタビューはいつも、スタッフやキャストへの感謝の言葉がいっぱい含まれてます。
オレがオレがじゃなくて
あのシーンは美術さんがね〜
あれは編集のうまさだよ、
などなどエピソードもふくめて話が面白い。
佐々部監督にあうとなんだかすごく元気がでる。
また名古屋にきてくれないかな〜wって、わたしが東京にいけばいいのか!
10月8日から公開になる「ツレがうつになりまして」。どうぞよろしくお願いします。
中部地区の佐々部組として大ヒットを願います。
*我が家は昔イグアナをかっていたので懐かしかった〜