映画史に残る名作を数々余に放ち、自らもメガホンをとる角川春樹さん。

約10年ぶり8本目の監督作、生涯最後の一本になるであろうとい渾身作が「みをつくし料理帖」です。

 

タイトルを聞いて、ご存知の方もおおいとおもいますが、原作は作家・高田郁さんのベストセラー時代小説シリーズ。

原作が刊行されてから、すぐに北川景子さんで、スペシャルドラマになったり、昨年は黒木華さん主演で連ドラになったり、しましたね。

映画になるのは今回が初めてになります。

映画は、10巻と特別編もある、膨大な小説から3巻までのストーリーがメインになっています。

 

享和2年1802年。大阪に住む8歳の澪と野江は、暮らし向きはちがいますが

姉妹のように仲良しな二人。しかし、この年大阪に大洪水があり、二人はバラバラになってしいます。

両親を失った澪は、偶然通りかかった料亭天満一兆庵の女将に拾われますが、野江は行方不明に。

 

 

それから10年。

女将さんと江戸にわたり、蕎麦処つる家に女将料理人として、働いていた澪。

店の常連の町医者と吉原のお祭りにでかけ、酢醤油の心太1本の箸でたべる。これが衝撃的で、

大阪は黒蜜なんです。

澪は上方と江戸に味を融合させた心太をつくり、そのところてんを求めて連日連夜長蛇の列！

そんなころ、澪は店主から後継になってほしいといわれ、はりきります。

理想の出汁を生み出し、いまは亡き天満兆庵の人気メニューとろとろ茶碗蒸しを再現。それが大ヒットになりみせはまたまた大忙しになります。

いまのミシュランのような料理屋番付にも上位に掲載されるほどの人気ぶりになります。

 

しかし、ライバルの大手の料亭が、このトロトロ茶碗蒸しをー真似てしまったりと、澪の災難はまだまだ続きます、

ある日、この茶碗蒸しを求めて怪しげな男がたずねてきます。それは伝説の花魁、あさひー大夫のいる遊郭の料理番に男でした。

 

ある方の故郷をしのぶよすがにと、澪に髪型での出来事を聞いて、あさひ太夫の元に帰り、上方出身の料理人澪の話をするとそれは、すぐに太夫は生き別れになった幼馴染みの澪のことだと確信します。それから二人は無事に出会うことが出来るのでしょうか？

澪が作るお店に料理、あさひ大夫に渡すお弁当がスクリーン一杯に広がり、観賞中についついお腹が鳴ってしまいます・

 

みりんに搾りかすで作ったみりんカスが梅がこぼれたようなので、「こぼれ梅」というお弁当。

あさひ太夫へのおにぎりは上方をしのぶお弁当で、、砂糖を使わない巻き焼きという卵焼き、おぼり昆布の俵握り江戸にはない料理ばかり作ります。

料理の話ばかりですが、角川春樹さんの元に豪華な俳優が勢揃いしました。角川３姉妹と言われた

薬師丸ひろ子、渡辺典子さんはもちろん、角川作品には欠かせない名優たちが勢揃い。数々の女優をスターにした角川春樹さんが、主演に選んだ二人は松本穂香と奈緒さん。このふたりの落ち着きのある演技がまた素晴らしかったです。

公開を記念して、「みをつくし料理帖」より

エコ素材でできた「箸」を２名様にプレゼント。

応募方法は、