阿部寛が愛知県警察音楽隊による街角コンサートにサプライズで登場!まさかの隊員に…

俳優の阿部寛が19日、オアシス21銀河の広場で行われた愛知県警察音楽隊による街角コンサートにサプライズで登場! 8月26日(金)公開の主演映画『異動辞令は音楽隊!』の出発点でもある愛知県警察音楽隊による演奏を楽しみつつ、普段はインタビューされる側の阿部が隊員たちに質問する場面も。また、映画主題歌「Choral A」(Official髭男dism)の演奏時には、ドラムスティックでカウント出しを披露。最後は「みなさん詐欺には気をつけて。わかっていても本当に焦らされてしまうと、僕なんかでも危険を感じるので、(詐欺かなと思ったら)いったん時間を置くなどしていただければ」と注意を促しつつ「この映画をみて詐欺が少しでもなくなれば」と作品への期待もよせました。

本作は、愛知県警察音楽隊のフラッシュモブ映像を『ミッドナイトスワン』の内田英治監督がみたことがきっかけで生まれた作品。現場一筋30年の鬼刑事・成瀬司(阿部寛)が、突然、警察音楽隊へ異動を命じられ、慣れない環境に四苦八苦するも新たなステージで再出発する物語が、ブラスバンドの名曲とともに描かれる。

 

 

「ドラムスティックの持ち方すらわからなくて」役同様、楽器未経験から猛特訓

劇中の成瀬同様「楽器経験は全くなかった」と明かす阿部は「監督自身も音楽経験はあまりないというところで、一緒に作っていこうという話だった…」と振り返ると「(署内で恐れられる)鬼刑事が、ある日突然音楽隊に移動になる。当然新しい環境にはなじめなくて、いろいろバトルがあったりして、少しずつ距離を縮めていって、自分の居場所を見つけるというお話。本当にドラム(を演奏するの)は初めてで、最初はドラムスティックの持ち方すら全然わからなくて、慣れるだけで1か月ぐらいかかったんですけど、演じた成瀬も実際刑事畑の人間で音楽経験ない中で『なんで自分がそんなことになるんだろう?』って戸惑う。だから役同様に(ひとつひとつ)体験しながらやっていった撮影でした」

阿部演じる成瀬を取り巻く、警察音楽隊隊員に扮するのは、地元、愛知出身の清野菜名をはじめ、磯村勇斗、高杉真宙ら。音楽隊の活動については阿部自身「この映画で体験して知った」という。ここで阿部から、音楽隊員へ質問が…。

阿部「僕は現場百遍の刑事をやってて、コンプライアンスを問われるこの時代に合わなくて音楽隊に配属されるという設定で、今回この中にも、同じように配属されて戸惑っている方がいると聞いたのですが、実際に配属されてみてどうでしたか?」

隊員「私は、まだ(音楽隊に)入って3か月ぐらいなんですけど、配属される前は10年ぐらい刑事をやっていたので『なんで?』って感じだったんですけど、今はいっぱい練習して楽しくなりました」

阿部「みなさん入った時期はバラバラだと思うんですけど、どのぐらい練習されるんです?」

副隊長「愛知県警の音楽隊の場合、音楽活動を専門とする専務隊で運営してまして、演奏することが仕事ですので、年間150~200回本番がありまして、それ以外は訓練の時間となっております」

阿部「150回~200回本番やって、その後訓練するんですか?」

副隊長「午前中に本番で、午後訓練とか…」

阿部自身も本作では吹き替えなしで楽器演奏に挑戦「最初はみんな(演奏が)揃わなくて、物凄く恥ずかしくて『なんで俺こんなことしてるんだろう…』って思ったんですけど、(撮影前に)1か月ぐらい練習があって、だんだん体育会系みたいなチームワークができて楽しくなっていったんですけど、皆さんもチームワークは完璧でしたか?」

副隊長「完璧です!」

阿部自らドラムスティックでカウント出しを披露!

途中、映画主題歌「Choral A」(Official髭男dism)の演奏時には、阿部自らドラムスティックでカウント出しを披露。猛特訓したというスティックさばきで演奏を盛り上げました。ちなみに、主題歌を担当するOfficial髭男dismのメンバー楢﨑誠は、島根県警音楽隊でサックスを演奏していた経験をもち、今回カメオ出演という形で、音楽隊の演奏シーンに参加。本作の撮影も楽しんだそうです。

 

演奏活動を通して犯罪や事故がおこらないよう注意喚起

ここで隊員から特殊詐欺注意の案内が「『異動辞令は音楽隊!』では、阿部寛さん演じる成瀬が事件の犯人を追うシーンから始まるのですが、私たちの活動は、そういった刑事さんたちとは違って、演奏活動を通して犯罪や事故がおこらないように注意を呼び掛けたりすることです。特殊詐欺の手口は日々巧妙化しています。たとえ警官を名乗ってもキャッシュカードは絶対渡さない、暗証番号も教えないで下さい」

今回の街角コンサートでは、音楽隊の演奏とともに「フレッシュ・アイリス」と呼ばれる、ストレート・トランペットをはじめ、フラッグやポンポンなどを使った演技で、演奏を盛りあげるカラーガード隊も活躍。

阿部「今回、音楽隊による演奏ということで、一生懸命音楽を聴こうと思ったのですが、結局カラーガード隊のパフォーマンスに目がいってしまいました(笑)。こうして見させていただいて、みなさんの活動がよくわかりましたし、そこにいろんなメッセージがあって、非情にわかりやすく伝わるようにやってくれていたので、日本の世の中がもっと安全になるように皆さん気をつけましょう」と感想をのべ、あらためて警察音楽隊へエールを送りました。

映画『異動辞令は音楽隊!』本予告

豊橋市や蒲郡市など、愛知県でロケ撮影も行われた映画『異動辞令は音楽隊!』8月26日(金)より全国公開です!

【おまけ】愛知県警察音楽隊フラッシュ・モブ「シング・シング・シング」

 

作品紹介 『異動辞令は音楽隊!』

現場一筋の鬼刑事がドラム奏者に???
「今の警察は馬鹿ばっかだ」 とボヤく、成瀬司(阿部寛)、55歳。犯罪捜査一筋30年の鬼刑事で、一言目には「コンプライアンスの遵守」と行動を制限してくる上層部と何かとぶつかっていた。部下の坂本(磯村勇斗)も、「昔と今は違うと思います」と時おり反抗的だ。
世間は今、アポ電強盗事件に揺れていた。お年寄りの一人暮らしを狙って、警察を騙った電話で現金の在りかを聞き出し、宅配業者を装って鍵を開けさせるという卑劣な手口だ。主犯に心当たりがある成瀬は、その男の手下と睨むチンピラの西田を令状も無しに締め上げ、坂本から「先輩がやっていることは、違法行為です」と非難される。
成瀬は母親の幸子(倍賞美津子)と二人暮らし。最近、母の物忘れがひどく、離婚した元妻と暮らす一人娘の法子(見上愛)が時々、「大好きなおばあちゃん」の世話をしに来てくれる。だが、仕事漬けの父親には反抗的で、高校の文化祭におばあちゃんを連れて行くという約束を忘れたことに激怒される。

作品名『異動辞令は音楽隊!』
監督・脚本・原案:内田英治
主題歌:「Choral A」Official髭男dism
出演:阿部寛 清野菜名 磯村勇斗
高杉真宙 板橋駿谷 モトーラ世理奈 見上愛
渋川清彦 酒向芳 六平直政 光石研/倍賞美津子
配給:ギャガ
上映時間:119分
公式サイト:https://gaga.ne.jp/ongakutai/
公式Twitter:@ongakutai_movie
©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会

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