２月１１日（木）に公開となりました「マーメイドインパリ」

フランス映画らしい色合い、ラブファンタジーの代表作「アメリ」のようなオフビートなラブコメが好きな人におススメです。

記録的な雨による大増水で浸水してしまったパリ。セーヌ川に浮かぶ船の老舗のパフォーマンスバー、フラワーバーガーの息子でそこでパフォーマーとして働くガスパールが、ある夜に傷を負い倒れていた人魚を見つけます、彼女の名前はルラ。彼女は美しい歌声で出会った男性を虜にし、恋に落ちた男性の心臓を破裂させ命を奪っていました。歌によって自分を守ってきたルラは自分を助けてくれたにもかかわらず、ガスパールの命も奪おうと歌を歌うのですが、彼は過去に何度の失恋し、恋する感情を一切捨ててしまったのでその歌声が聞かなかったのです。ルラを懸命に看病する心優しいガスパールにルラは心引かれていきますが、人魚でアルである彼女海に帰らなければ行けません。同時にガスパールの体に異変が起きてしまうので胸がギュッと締め付けられるように苦しくなり・・つまり、ルラにどうやら恋をしてしまったようです。

ガスパール人を驚かせることが大好きな“サプライザー”。ファンタジックな世界にいきていて人を驚かせ、人に笑顔が生まれることが生きがいなのです。

彼のアパートは想像力と、創造性に満ちていて置いてあるものがいちいち可愛い。

相棒はグレーの猫“ジョニー”。彼はダイニングテーブルに置いてあるおもちゃの真っ赤なピアノがお気に入りのようで“ポロん♪”と鍵盤を叩く猫の手がアップになるだけで、猫好きは顔がニヤけてしますよ。

ルラはしばらくガスパールの家のバスダブで傷の治療をすることになります。

お部屋のど真ん中にバスダフ！このフレンチブルーのバスルームがめちゃおしゃれ！物語の１／３がバスダブにいるルラとガスパールの会話劇にキュンとしてしまう。

歌えば人を殺してしまうルラの存在、ちょっとさじ加減を間違えると暗いばかりのストーリーになってしまうけど、うまくファンタジックに仕上げてあります。

そんな中、とても印象的なシーンは、キラキラ輝くエッフェル塔を背景に六角ハーモニカを挟んでのキスシーン。こんなことされたら心臓が破裂してしまう。

でもでも、恋をしたら心臓が破裂してしまうし、ルラも彼を殺したくない。そこがもどかしいところです。さて二人の行く末はどうなるのでしょうか？
少しずつ惹かれ合う二人の心理描写が儚く印象的で心に余韻を残してくれる映画です。ぜひ映画館にお出かけください。

パリに行った気分にもなれますぞ！

公開を記念して、オシャレな二人をイメージしたオリジナルのエコバッグを２名様にプレゼント。

応募方法は、

2020年製作／102分／G／フランス
原題：Une sirene a Paris
配給：ハピネット

オフィシャルサイト

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