2025年カンヌ国際映画祭での上映を皮切りに、アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞を受賞し、第98回アカデミー賞長編アニメーション賞ノミネートを果たすなど、世界の映画祭や賞レースを席巻中の注目作『アメリと雨の物語』。
3月20日(金・祝)の全国公開に向け、日本語吹替版予告編が解禁。あわせて豪華声優陣のコメントが到着しました。
本作は。神戸生まれの作家アメリー・ノートンによるベストセラー自伝的小説「チューブな形而上学」を原作としたアニメーション映画。1960年代の日本・神戸を舞台に、ベルギー人の女の子・アメリの目覚めと成長を、イマジネーション溢れる独創的な視点と豊かな色彩で描きだします。
解禁された予告編は、家族に見守られながらも無反応状態で過ごしてきたアメリの「3歳を迎えた日、すべてが変わったー」という印象的なモノローグから幕を開けると、目覚めて以来自らを「神」だと信じ、道端の花に「開け」と語りかけるなど、誰もが身に覚えのあるような“無敵の時間”を過ごすアメリの姿が鮮やかに映し出されていきます。
彼女の成長を促すもうひとつのきっかけとなるのが、家政婦のニシオさんとの出会い。

「アメリちゃんのアメは、天から降り注ぐ“雨”のアメ」と自身の名前と縁深い日本語を教わるなど、平穏で幸せな日々が描かれる一方、大家のカシマさんからニシオさんへ投げかけられる残酷な言葉や、アメリが波に呑み込まれるような不穏なシーンも。
「ニシオさん!」というアメリの渾身の叫びや、「すべてを見て、すべてを感じたい。愛をいっぱい注ぐために」という言葉の端々から、ひとりの少女の大きな成長と心の揺れ動きが垣間見え、本編への期待高まる映像となっています。
幼少期の記憶を呼び覚ます、豊かで独創的なイマジネーションの世界

本作の最大の魅力は、子どもだけが持っている特有の全能感や、瑞々しい世界の捉え方を見事に映像化しているところ。2歳半まで無反応状態だったアメリが、ある日突然自らを「神」だと信じ込み、魔法のような世界を生き始める姿は、観る者の幼少期の記憶や感覚を心地よく呼び起こします。豊かな色彩で描かれる1960年代の神戸の風景も、郷愁を誘う美しい仕上がりで思わずひきこまれます。
人との出会いと喪失を描く、胸を打つ普遍的なストーリー
ただ美しいだけではなく、人生において誰もが経験する「出会い」と「喪失」という普遍的なテーマを内包している本作。愛情深く接してくれる家政婦のニシオさんとの交流や、心無い大人からの冷たい言葉など、アメリの世界は3歳の誕生日を境に大きく変化していきます。少女の視点を通して描かれるほろ苦い現実は、大人の観客の胸にも迫ります。
永尾柚乃ら、豪華吹替キャスト陣の熱演にも注目
日本語吹替版のキャスト陣の繊細な演技も本作の見どころ。主人公アメリを演じる永尾柚乃さんは、年齢的な成長だけでなく「神」となっていく特異な過程を、声の出し方や雰囲気の変化で巧みに表現しています。
さらに、アメリの心情を優しくナビゲートするモノローグ役の花澤香菜さん、アメリと深い心の交流を見せるニシオさん役の早見沙織さん、そして異国の地で家族を愛情深く包み込む父親パトリック役の森川智之さんら、実力派キャスト陣の声の芝居が、色鮮やかなアニメーションにさらなる没入感を与えています。
『アメリと雨の物語』は3月20日(金・祝)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
【永尾柚乃(主人公アメリ役)】

最初に台本を読んで思ったことは、この作品に出会えてよかった!アメリになれてうれしいでした。
アメリは不思議な女の子で、2歳半までは何に対しても無反応だったのに、突然自分を「神」だと思って無敵になるのです。
今回生まれてから2歳半と4歳くらいまでのアメリを演じたのですが、普通の成長していく声の変化ではなく、2歳半で「神」になり、3歳、4歳となっていくアメリはどのような喋り方、声の出し方、雰囲気になるのだろうと常に意識して演じさせていただきました。
叫ぶシーンも多く、すごく難しいところもありましたが、その分すごく楽しくて、おもしろくて、うれしくて、すごくドキドキ、ワクワクして本当にアメリに出会えてよかったなと思いました。物語、映像、音楽、すべてが美しくて、すごくすごくすごくすばらしい映画です。
ぜひ映画館に観にきていただけるとうれしいです。
そしてアメリになれて本当に本当に幸せです。
【花澤香菜(アメリのモノローグ役)】

自分が小さい頃にこの世界がどう見えていたのか、雨の香りと共にじんわりと思い出されて、懐かしく切ない気持ちになりました。
アメリちゃんを通して、例えば眠る前に必ず舐めていた蜂蜜の甘さや、スーパーで母を見失ったときの怖さとか、あの時には一大事だった個人的な体験が感覚として蘇ってくる貴重な時間。
皆様にもぜひ味わっていただきたいです!
【早見沙織(ニシオさん役)】

アメリの世界を広げ、深い心の交流をする存在であるニシオさん。2人の日常のやりとりは、丁寧で、ユーモアと笑顔にあふれていて、愛おしく感じられます。
ニシオさん自身にも子供の頃のある悲しい記憶があり、アメリとの交流を通じて、己の内側にも影響を受けていたのだろうなと思います。
アメリを軸に紡がれる映画は、瑞々しく豊かな色彩と、優しい音楽とともに美しく描かれています。私自身、台本と映像をチェックしている段階から、作品の世界観にとても惹きこまれました。
ぜひ、劇場でご覧いただけると嬉しいです!
【森川智之(パトリック役)】

台本を読んだとき、原作者のアメリー・ノートンさんが描かれた世界に、どこか自分の青春時代と重なる懐かしさを覚えました。それもそのはず同じ世代だからこそ感じる、あの頃の匂いや色、家族の温度感。雨音に包まれた物語は、忘れかけていた記憶をそっと呼び覚ましてくれます。
パトリックは日本という異国の地で家族を深い愛情で包み込む心優しき父親。その想いが皆さんの心にも静かに、そして色鮮やかに届けば嬉しいです。世代を超えて郷愁を誘う、温かく美しい作品です。ぜひ劇場で味わってください。
作品紹介
【ストーリー】1960年代日本—神戸で生まれたベルギー人の小さな女の子アメリ。彼女の成長を描く物語。外交官の家庭に生まれ、2歳半までは無反応状態だったアメリ。その後、子ども時代に突入した彼女は自らを「神」だと信じ、魔法のような世界を生きている。家政婦のニシオさんや家族との日々の生活は、彼女にとって冒険であり、新たな発見の連続。少しずつ変化していく。しかし、3歳の誕生日に人生を変える出来事が起こり、彼女の世界は大きく変わっていく…。
監督:マイリス・ヴァラード、リアン=チョー・ハン
原作:「チューブな形而上学」(アメリー・ノートン著)
音楽:福原まり
声の出演(日本語吹替版):永尾柚乃、花澤香菜、早見沙織、森川智之
2025年/フランス/フランス語・日本語/77分/カラー
配給:ファインフィルムズ
© 2025 Maybe Movies, Ikki Films, 2 Minutes, France 3 Cinéma, Puffin Pictures, 22D Music
公式 littleamelie-movie.com




