最近、ブログはお知らせが多いな。
舞台は、米ニューヨークのブルックリン。11歳の子供同士のケンカの後始末のために集まった双方の親たち。かたや、金物屋を経営するマイケルと作家のペネロペのロングストリート夫妻。かたや、弁護士アランと投資ブローカーのナンシーのカウアン夫妻。当初は穏やかに進んでいた話し合いでしたが、徐々にこじれ、やがて収拾がつかなくなっていく。ちなみに、原題「carnage」は「大虐殺」「大殺戮」という恐ろしい日本語訳にびっくり。たしかにそうなりそうな勢い。
被害者側のジョディフォスターとC.ライリー演じるロングストリート夫婦のアパートが舞台。加害者側のケイト・ウィンスレットとクリストフ・ヴァルツ演じるカウアン夫妻が訪ねていきます。
冒頭から4人の強烈な会話が面白い。被害者側は、子供のケンカですものしょうがないわね。と心の広さをみせるのですが、実は根に持っている(笑)。4人のまったくかみあっていない会話と、彼らが部屋を歩き回る動きが、単調になりがちな密室劇に程よい躍動感を与えていきます。4人の俳優も、それぞれに与えられたキャラクターを見事に演じています。ライリーの役はほんとはマット・ディロンだったってホントかな?ライリーで正解だったと思います。
ヴァルツは弁護士で、会話の途中でもお構いなく携帯にでて仕事の話、それを妻が申し訳なさそうにする姿はよくある光景。大笑いしながらみちゃったよ。舞台劇ですけど、ちゃんとロマンポランスキーはオープニングとエンディングに映画ならではの見せ方をしています。ん〜素晴らしいね。
あとは3月30日公開の「ヘルプ」と「スーパーチュースディ」。もう一つライアン・ゴスリング主演の「ドライブ」。これは音楽も最高によかった。30日はオススメ映画がいっぱいで困る(笑)
あ、念願かなって今度24日土曜日はイチオシ俳優斉藤工くんの舞台挨拶司会します。秘宝のコラムも愛読しているし、WOWOWの映画番組もみてるもんね〜
映画は「不良少年3000人の総番」シネマスコーレにて公開です。
他オススメ映画はこちら、参照にしてね。