ゆーと。のピースオブシネマVol.22『Dr.コトー診療所』

映画好きと言っても色々ある。
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こんにちは!ゆーと。です!

今回は「Dr.コトー診療所」の感想です。
日本最大の映画配給会社とテレビ局のタッグ。

今回実に 16 年ぶりに、スタッフ、キャストが再び揃い、映画になったんですよね!

僕はその当時は 1 歳か 0 歳なので、リアルタイムでドラマを観ていた訳ではないのですが、そんな僕でも今作 は十分に楽しめました。

もちろん、ドラマを観ていた方はかなり感慨深いストーリーになっていたと思います。今作は同窓会…?の様な、ドラマから出演されていたキャスト陣が勢揃いのシーンが多めなので、昔から好 きだった方はそれだけでも胸熱な展開なのではないでしょうか。

過疎化の進む小さな島、家同士も一軒一軒離れているけれど、この島の住人は暖かくて、 一人一人の心の距離も、住宅街のマンションに住んでいる僕なんかよりもずっとずっと近い。 素直に、この島に行きたくなりました。 このライフスタイル、土地柄からくる人々の寛容さ、本当に羨ましい…。逃避しに行きたいです。


でも、その裏側で迫り来る、島の医療の危機。

ラスト、絶望的な医療崩壊が起きるのですが、そこで発せられるそれぞれの人物の発言(ポジティブもネガティブも)本音のぶつかり合いがすべて正論で、間違っていないのですが、それぞれの正義がぶつかり合っていて、心が苦しくなり込み上げてくるものがありました。

遠い島で起きている話ではなくて、今の日本の行政や人々の様々な醜さの縮図とも捉えられる今作。 コトー先生が来て 19 年が経て、
蒼ざめた海、波、夜空、 変わらないものたちに囲まれた島の一方で、変わっていく人たち同士が互いにぶつかり合うことはあるけれ ど、根底に持っている“誰かを想う気持ち”の広がりへの希望は変わらない。

映画館で観る与那国の景色は、すぐ側にある窓の外から眺めているかの様な没入感でした。
では、また次回!

作品名:『Dr.コトー診療所』
監督:中江 功
主題歌:中島みゆき『銀の龍の背に乗って』
出演 :吉岡秀隆 柴咲コウ
時任三郎 大塚寧々 髙橋海人(King & Prince) 生田絵梨花
大森南朋 泉谷しげる 筧利夫 小林薫
配給:東宝
公式サイト  https://coto-movie.jp/
公式Twitter @coto_movie
Ⓒ山田貴敏 Ⓒ2022 映画 「Dr.コトー診療所」製作委員会

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ゆーと。

映画観賞:年間200本
将来は映像監督めざしています!

初の短編映画製作しました。

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